松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

見えないモノが見えるように

2011-01-16 23:55:59 | 復活奮闘日記
最近、知り合いからよくこう言われることがあります。

「以前は櫨なんか興味もなかったから、気にもしなかった。でも最近はどういうわけか、テレビとか新聞とかで、櫨とか和ろうそくっていうと、やたらと目に留まるようになったよ。」

櫨とか和ろうそくで私を連想するからとのことでした。あな嬉しや。

実をいうと、私自身もそういう体験をしています。

櫨の活動を始める前は、秋の紅葉の風景で櫨を見つけることはありませんでした。

そもそも樹木の区別がつきません。目の前に櫨があっても、ただボンヤリと見ていたことでしょう。

ところが現在では山や川、どんなところにいっても自然に櫨が目に入ってきます。

鈍い色の背景に、鮮やかな赤い櫨だけが浮き上がっているような感覚です。

別に櫨を探してるわけじゃないのに。

不思議なもんですね。

私たちは毎日いろんなモノを見ているし、聞いているし、時には会話や行動もしています。その中から脳が選び取ったものだけが記憶として残っています。

つまり人との出会いは、その人のデータを脳に記憶させた後に、日々の出来事の中で記憶するかどうかの取捨選択リストに追加され、自分の感覚を反応させているってことになります。

出会いを広げるってことは、意識せずとも自分自身の感覚を呼び起こし、昨日まで見えなかったものが見えてくるようになる…ってことでしょうか。

自分は凡庸だと思っている人は多いですが、そう見捨てたモノではありません。

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