松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

違う練習のやりかた

2009-03-17 22:45:10 | 和弓と櫨
先週、隣町の道場を訪れて弓の練習をしました。

その道場ではホームと全く違うやり方なので戸惑うことといったら。例えば練習方法。いつもは座射が三分の一、立射三分の二の割合でゆっくり引くんですが、隣町では全く座射はせず立射のみの練習です。しかも引く順番とかはバラバラで自分のペースで引いていくやり方。どういうことかというと、とにかくガンガン引くって感じ。なんつーか体育会系っていうか、汗の臭いのする弓道って感じです。

そこの道場の方たちにとっては普通の練習だったんだと思いますが、私にとっては、まるで強化訓練でも受けた気分。1時間でヘトヘトになって疲れてしまいました。きっと、ここの道場に通うと筋肉がついてメキメキ上達しそうな気もしましたが、なんとなく心が物足りない感じ。

礼射をする時の、順番を待つ時間、弦音で立ち上がる間合い。静寂の中で、時々小鳥の鳴き声が聞こえたりする心地よさ。一つ一つの動作を確かめながら弓を引くこと。全ての事象が揃った時の充足感。そういったものも弓道の魅力です。

ただし、こういった弓道の魅力を改めて考えるのも、他の道場へ行ったからこそであって、いつもはリラックスといえば聞こえがいいけど、結局だらだらと引いてるだけだったりするから、案外いい刺激剤になったのかもしれません。

↓押してくださると励みになります。

人気blogランキングへ