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松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

射法八節(打起し)

2007-10-24 21:54:24 | 和弓と櫨
さて、今日は弓構えの次のステップ、「打起し」の動作です。
弓構えで弦を取りかけ、物見を定めた後、
すぐに弓を引っ張るのではなく、一度腕を上に引き上げます。

流派によって「正面打起し」と「斜面打起し」があるそうですが
私が習っている流派は「正面打起し」を採用しています。
どちらかといえば、真っ直ぐに上に上げた方が、美しいといえば美しいような。
しかし、実際にやってみると真っ直ぐに上がらないんですよ。

気分的に次のステップで、弓を引こうとする意識があるせいで
案外おざなりになりがちです。
ここでも焦る気持ちが「型」として如実に表れてしまいます。
こうしてみると、弓道の動作を八段階に分けているのは、
一段階ごとに自分を矯正し、気持ちを動作に集中させていくステップだと思います。

私の気持ちは正常心ですが、腕を上に上げた時点でNGです。
肩が一緒に上がってしまうのです。

「腕を上げるからといって、肩を上げんでもよろしい。」
そうはいっても、ついつい無防備に背伸びするみたいに肩が上がってしまいます。
かなり意識して肩を下に押し込めようとしますが、
おかげで妙に肩に力が入ることになります。

再び胴造りのステップを思い出し、お腹の下(丹田)に意識を集中させ…、
気がついたら肩が上がったので、あわてて肩を下に落として
またまたお腹に集中して…。

これだけで、かなり肩が痛くなっちゃいました。やれやれ。

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