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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[孟宗竹]食生活について語ろう

2023年04月30日 | 美容ダイエット

・孟宗竹 もうそうちく
 イネ科、竹の竹の子が最も需要があり春先4、5月に多く出回って柔らかく朝堀りされすぐのものは香りがありえぐみもなく良質とする。そのまま生で食べられることもあり、たけのこは、大きいほうが美味でチロシンが多い。中国より琉球、薩摩を経て元文元年(1736年)渡来している。

栽培は、竹林を作るのに親竹を10月に4m四方ごとに植付け3年目にようやく収穫ができるようになる。竹は、高さ10m内外、茎は最大で直径10~20cm以上になり枝が細く分岐し先は垂れ気味になる。5年目には、また親竹を配置し直し、古いものから直し、その後太さ長さが変わらずに生き続けている。

アクとえぐ味の原因物質となる成分で主にシュウ酸とホモゲンチジン酸を含む。

収穫は、夜明けとともに地面が盛り上がった亀裂(きれつ)のところを掘り起こしまだ地下にある太くて短い25cm以下の香り、光沢のよい新鮮なものを収穫する。もうひょっこりと頭を出しかけたのはすでに固くなっているものが多いという。真夏の時期を除いて春に多く収穫するがほぼ、年間を通して暖地から寒冷地ものへと移行しながら出荷している。

 

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[蛋白質の変性]食生活について語ろう

2023年04月29日 | 美容ダイエット

・蛋白質の変性Denaturation of proteinsたんぱくしつのへんせい
  一般的にタンパク質は、-20℃~-80℃での冷凍室のような凍結乾燥状態ではほぼ安定的に保存できます。条件によっては軟化、スポンジ化してタンパク質の変性、変化することもあり冷凍変性といいます。
 常温以上などでは時間の経過とともに溶解後のタンパク質では分解や活性能力低下が生じてきます。 タンパク質濃度により4℃で数日から4週間ほどは安定ですが、長期間の保管には無菌的環境での保存、防腐剤などを必要とします。

60℃以上の熱や高濃度の酸・アルカリにさらされること、低温、圧力等によって、無数に連なっているアミノ酸の高次構造が破壊をうけ、タンパク質の性質、機能が失われ変化し、これを変性と呼んでいます。タンパク質がその働きを失うことを失活(しっかつ)といいます。通常のタンパク質の熱変性は、80℃を超えるとタンパク質が凝集を起こして不可逆となります。
タンパク質は、加熱、酸度・アルカリ度の高いpHにさらされることにより、アミノ基とカルボキシル基の両方を持つ有機化合物のアミノ酸が数多く連結してできた高分子であることから、通常、それぞれの蛋白質を形作る特別な立体構造を保っています。 立体構造を保つにはアミノ酸とアミノ酸の間に働く水素結合という力が働いています。 熱を加えていくと水素結合が切断されるのです。 水素結合が切断されると立体構造が崩れてしまいます。
  食肉(筋組織)を構成する筋原線維は加熱により特に短時間加熱の調理法では、結合組織の多い肉ほど硬くなり、たんぱく質が変性し、線維状に収縮・凝固します。 その間を満たしていた、たんぱく質も豆腐状に凝固しています。 さらに肉を長時間湿式加熱する事により、結合組織が弱くなり、固くなっていた筋組織はもろく、ほぐれます。そのうちおよそ23%がヒスチジン、9%がアスパラギン酸、4%がグルタミン酸です。ほぐれやすい状態に変化していくのです。
タンパク質は主に水素・炭素・窒素・酸素から構成のアミノ酸が鎖状に多数連結してできた分子で、その種類は、設計図DNAの遺伝子によってその数と並び方を決めDNAに書き込まれているのです。
タンパク質の中には、Fe、Cu(銅)、Mn(マンガン)、Cr(クロム)、V(バナジウム)など様々な金属イオン(陽イオン:還元剤となる)を含んでいる金属結合蛋白質があります。金属イオンの結合は、通常、ヒスチジンまたはシステイン(Cys)を介して達成しているようです。ヒスチジンに富む金属結合タンパク質は、特にニッケル・コバルト・銅結合タンパク質に見られます。そのうち23%がヒスチジン、9%がアスパラギン酸、4%がグルタミン酸としています。ヒスチジン(His:塩基性アミノ酸)やシステインもありそれで、中性(pH6~8)の領域でキレート(挟み込む)状態の金属と複合体を形成します。したがって、これらの金属結合構造化ドメイン(かたまり)は、同様のアミノ酸含有量のヒスチジン高含有金属結合タンパク質は金属イオンの親和性はZn>Cu>Ni>Mnの順としています。
アミノ酸の中にはNi2+、Zn2+、Cu2+、Ca2+、Co2+、Fe2+などの二価の金属と親和性が高く銅(II)イオンCu2+ や鉛イオンPb2+ などの重金属(比重4以上)イオンを加えると、重金属イオンが内部の金属イオンと置換するために、タンパク質の機能が失われることもあり、 このようなときも、変性と呼んでいます。
 変性を一度受けた変性のタンパク質は基本的には簡単には元には戻りません。変性を元に戻す方法としては、化学薬品を加えたり、さらに物理的な圧力をかけるなど複雑で労力を要しています。

  人体における蛋白質の変性で疾病の要因ともなります。タンパク質凝集の病気として知られるようになりました。異常なタンパク質の凝集などを伴い、神経細胞が損傷するために起きると考えられ 前頭側頭葉変性症(FTLD)、アルツハイマー型認知症、パーキンソン病、プリオン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などがあります。ストレスや生活習慣など様々にその原因があると言われています。体の中のタンパク質の変性を起こさないためにもバランスの取れた食事、適度な睡眠、運動やストレスのためない生活を送ることが大切なのではないでしょうか。

  タンパク質を原料として作られる食品の多くが、変性の原理を利用して作られ数多く見られています。
 焼肉・ハンバーグ・焼売・焼き魚:加熱の熱変性
 納豆:加熱・納豆菌  豆腐:加熱  豆乳:加熱  湯葉:加熱 凍み豆腐:凍結
ゆで卵 :加熱.  ピータン(皮蛋):アルカリ変性
:チーズ:酸・酵素 ヨーグルト:酸
:かまぼこ:食塩・加熱
ゼラチン:熱変性
海老類には、ベタイン、グリシン、グルタミン酸などの特有の旨み成分を含みます。加熱により色素タンパク質の変性によりアスタキサンチン(抗酸化作用)の赤い色素を遊離するのです。
などが知られています。

ペプチドとは、タンパク質が分解して、アミノ酸が2から49個程度複数結合した状態の物質の総称です。
 人体でタンパク質はペプチド・アミノ酸にと分解して、腸から消化吸収しています。肝臓では、取り込んだアミノ酸を体内で必要なさまざまなタンパク質に作り替えます。アミノ酸として再利用もあり、不要になれば肝臓で尿素に変わり、腎臓に送られて尿として排泄しています。
タンパク質を必要以上に摂りすぎると、消化の過程で肝臓や腎臓に負担をかけるため、内蔵疲労を起こす可能性があります。 食事で摂取したタンパク質は、体内でアミノ酸に分解、合成を繰り返します。栄養として吸収されず、体外に排出となることもあります。 
DNA(遺伝情報の蓄積・継承と発現を担う)の二本のポリヌクレオチド鎖は、塩基間の水素結合により安定化しています。ちなみにRNAは 情報の一時的な処理 を担い、DNA と比べて、必要に応じて合成・分解される頻度は顕著です。ところがDNA溶液をアルカリ性にすると、グアニンの1位のNやチミンの3位のNが脱プロトン化して水素イオンH+を放出するため、DNAは変性します。


 人類が急激な進化をとげた原因としているのは、火を使用して加熱調理をはじめたことにあるとする説が聞かれます。加熱調理、食物を変性させることにより、軟らかくなり摂取しやすく消化吸収率がよくなります。さらに保存性の向上にも寄与することもあります。タンパク質(肉・魚・卵・大豆)以外にも炭水化物(米・小麦・トウモロコシ)、野菜・果物(ビタミン・ミネラル)、油脂類などの栄養素を効率的に吸収できるようになりました。

 

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[ゴールデンウイーク]食生活について語ろう

2023年04月28日 | 美容ダイエット

・昭和の日~こどもの日 緑茶の週間
  4月29日(昭和の日)・5月3日(憲法記念日)・5月4日(みどりの日)・5月5日(こどもの日)までの一週間です。Golden Week, GWは、日本で毎年4月末ごろから5月初旬にかけて休日が続く期間のことです。 春の大型連休(おおがたれんきゅう)、黄金週間(おうごんしゅうかん)ともいわれています。 元々は1951年に日本の映画会社が集客目的で作成した宣伝用語のようです。

緑茶の週間は日本茶業中央会が「緑茶の日」及び「緑茶の週間」の制定について平成2年7月24日に日本茶業中央会で制定しています。この時期に摘まれた新茶は上等なものとして、この日にお茶を飲むと長生きするといわれます。全国統一的な消費宣伝事業の推進 をはかっています。

5月 八十八夜(2日ごろ):新茶

端午の節句こどもの日(5日):柏餅(柏の葉)・ちまき


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[鶏肉]食生活について語ろう

2023年04月28日 | 美容ダイエット

・鶏肉Chicken とりにく
  鶏はキジ科、約3、4000年前に東南アジアで野鶏を飼いならしたのが始まりといわれる。世界的に広く分布し気候、風土に即応しやすく、飼い馴(な)らしやすい。飼料の利用効率が高く生産性があって種類は、30種、日本種、アジア種、地中海沿岸地方種、イギリス種、アメリカ種とコーニッシュ種、コーチン、シャモ、ブラマー種などがある。
日本では昭和20年代までは、採卵用の放し飼いで運動量が多く、成鶏の廃鶏肉を使用していて硬かったが、濃厚でコクのある味わいがあった。いわゆる地鶏と称している。
現在のブロイラー(肉専用種:生後により規格がある。2~3ヶ月1.5kg程度の若鶏)は、ゲージ(おり、鳥かご)飼いで、肉質は、柔らかく、淡白で料理しやすく価格も安価で肉類で鶏肉は、令和元年(2019年)の自給率64%と、豚肉49%、牛肉35%に比較し高い。最も旨みのある鶏肉は生後3~5ヶ月としているが需要は夏低冬高の6~8月安値、12、1月に高値となり温度管理、冷凍技術によって価格は一定している。
死後硬直はブロイラーほど短く4~24時間ぐらい。部位によってもも肉、胸肉、手羽、ささみ、もつにわけられるが丸ごと使う料理もある。鶏骨は、「がら」として香味野菜と一緒に煮こんで旨みのあるゼラチン質(コラーゲン:保水作用)を含んだスープができる。
鶏肉は、揚げ物、焼き物、煮物、酢のもの、椀だね(ささみ)、煮込みによい。韓国料理のサムゲタンは、1羽丸ごと使い中に香味野菜、もち米などを詰めよく煮こんだもので薬膳として知られる。中国料理では、内臓はもちろん、とさか、足まで料理に利用している。“鶏を割(さ)くに牛刀(ぎゅうとう)を用う”のたとえがあるが小さいことを処理するのに大仕掛けの手段を使うことという。
他の牛肉に比べ消化がよく、脂肪は、筋肉中に少なく皮下におおく融点が23~40℃で淡黄色をしてビタミン類に富む。胸肉には、イミダペプチドが存在しカルノシンとアンセリンという2種類でありカルノシンCarnosine(筋肉の疲労回復)、アンセリンAnserine(脳の活性化)をもも肉より多く含み抗酸化作用がある。

 

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[血止草]食生活について語ろう

2023年04月27日 | 美容ダイエット

・血止草Hydrocotyle sibthorpioides  ちどめぐさ
  ウコギ科(旧セリ科)チドメグサ属の多年草で、世界の熱帯から温帯にかけて水中(水草)、湿地、または水分の多い土地に生える。
匍匐茎(ほふくけい)広がり繁殖力旺盛なものが多い。葉は径1cm程の円形で縁が浅く裂け、つやがあり、柄が長い。夏から秋6~10月に白色や紫色を帯びた小花を多数開く。名前は、葉をもんで傷口に当てて血止めに使われたことによる。食用としての利用は苦味が強く多くはないが、茹でて、お浸し、あえ物にしていることがある。

 

 

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[青鶏頭]食生活について語ろう

2023年04月26日 | 美容ダイエット

 ・青鶏頭Green amaranthus  あおげいとう

ヒユ科、熱帯アメリカより渡来した帰化植物で高さ2mを超えるほどに育つ一年草。春に芽が出て、全体に短いゴワゴワシタ毛が生えて茎には必ず縦に稜線が通っている。
枝をよく出し、時に葉柄とともに紅味(くみ・こうみ)を帯びることも多い。葉は菱形に近い長卵形で互生し長さ10cmほどになる。花は穂状に細かく緑色で花びらがなく多数かたまって咲く。別名でアオビユ、ノラビユ、ジャマゲイトウともいう。英名のグリーンアマランサスを直訳してアオビユともいうが、日本では古くからのアオビユと呼ばれているものがあり、正式和名でアオゲイトウという。
5月頃からの若芽を摘んで食用にできる。茎が柔らかくなるぐらいに湯であげ、冷水で冷まし水気を絞ってゴマ味噌芥子などとともに和え物としている。油いためもよい。
種子は、熟した穂を切り取り棒でたたいて黒いレンズ形の種子を集める。煮立てて冷ましておくとはじけてくるので、水を加えかき混ぜ殻を流し去り粥として食べられる。

 

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[イソチオシアネート]食生活について語ろう

2023年04月25日 | 美容ダイエット

・イソチオシアネートIsothiocyanate いそちおしあねーと
  イソチオシアン酸 Isothiocyanic acid のエステル(アルコールと有機酸が結合し水が除かれた化合物)の総称(アリル、メチル、エチル、ベンジルなど)としている。

野菜(特にあぶらな科大根、わさび、からし:アリルイソチオシアネートAllyl isothiocyanate:熱に弱い、洋芥子(パラハイドロオキシベンジルイソチオシアネートPala-hydro-oxi-benzyl-isothiocyanate:耐熱性)に含む辛味の成分のひとつで配糖体として含まれ揮発性がある。酵素チオグルコシターゼ Thioglucosidase (ミロシナーゼMyrosinase)の加水分解作用により、イソチオシアネートに分解する。

イソチオシアネートは、辛味、芳香、揮発性があり、発ガン物質を不活性化させる作用を持つ。殺菌、抗酸化、免疫力強化、褐変防止の作用を有し遺伝子を守る働きをしている。イソチオシアネートは甲状腺でよう素の取り込みを阻害し甲状腺ホルモンの合成を抑制する。多量に長期間摂取すると甲状腺腫に陥りやすい。

 


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[芥子菜]食生活について語ろう

2023年04月24日 | 美容ダイエット

・芥子菜Leaf mustsrd からしな
  アブラナ科、中央アジア原産とし種類が多い。主に日本、中国、印度で野菜として食べられ、耐寒性があり関東でも栽培、出荷している。

12月から翌年の5月を旬とする。高菜・ザーサイもからし菜の仲間で茎葉ともからみを呈しており漬物(つける前に熱湯を通すと辛味が増してよい)としたり、黄色の種子を粉末にし辛子にする。高菜は、カラシナの変種で搾菜(ざぁさい)は、中国原産の茎用カラシナの肥大している根茎を調味液に漬けこんだものをいう。含有成分のシニグリン(苦味の有る配糖体:糖と結びついて不活性な状態でいること)が酵素ミロシナーゼの作用を受けてアリルイソチオシアネート(殺菌、抗酸化、免疫力強化、褐変防止の作用を有し遺伝子を守る働きをする)となって辛味を生じている。利尿によいカリウム(620mg/100g:浸透圧の調整、高血圧予防)を多く含む。カルシュウム(140mg/100g骨格の形成・いらいら解消)、(2.2mg/100g貧血予防)、ビタミンC(64mg/100g免疫力強化)、食物繊維(3.7g/100g有害物質の排出)が特徴的成分としてあげられる。

 

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[食器]食生活について語ろう

2023年04月23日 | 美容ダイエット

・食器Tablewareしょっき
   ファミリーレストラン・給食施設などでは、近年は軽い食器、調理器具が見られています。以前に、おじやを注文したときの入れ物が、持ってみると軽いのです。鉄製と思いつつ持ち上げると拍子抜けした思いをさせられました。
そこで、軽い調理器具・食器について、調べてみることにしました。
 検索でシリコン・シリコーンSilicon・Silicone食器は軽く耐熱性で安全・滑りにくいといわれています。ものによって基本的には250℃程度の高温にも長時間耐えることができ、「有害物質は発生しない」といわれています。シリコーンのように比較的耐熱性が高い樹脂でも、誤使用により、発火、破損に至ることがあることを承知しておくことが大切です。電子レンジや電気オーブン専用の調理器具であり、直火やオーブントースター、グリル機能等には使用できません。食品衛生法では「ゴム」に分類です。
シリコーン樹脂(ポリジメチルシロキサン)は食品添加物としての指定で、揚げ油や豆腐及びジャム製造時 における消泡剤などにも使用しています。食品や飲料に添加する場合の量は、 食品1kgに対し、シリコーン樹脂として0.050g以下でなければなりません。食品以外にも化粧品・医薬品・日用品に使われます。
シリコーンゴムには、原材料であるシリコーンオリゴマー(比較的低分子の樹脂)が残存することがあります。環状のシリコーンオリゴマーのひとつ(D4)は人に対する生殖毒性が疑われる物質に分類しています。油脂分の多い食品に、移行の報告があります。牛乳や乳幼児用調製乳をシリコーン製のベーキングシートに40℃で 6時間の直接接触の試験では、シリコーン原料の溶出は検出が見られなかったとの報告があります。人の健康には影響しないと考えられます。欧州委員会(EC)の消費者安全科学委員会(SCCS)は化粧品のリスク評価で、経口での急性毒性は低く、遺伝毒性(変異原性)は陰性の報告です。
シリコンは、ケイ素と主に酸素が結合した構造をもつ材料の総称です。 シリコーン(樹脂)はシリコンとは異なるもので、主原料は天然由来のケイ石(SiO2)、水、メタノールから成り、最も多く生産されている製品の、約6割は、ケイ石と水由来であり、混合している割合、原料により-40℃~150℃前後で食品容器や調理器具に用いられています。
シリコンは重合度として、結合させる元素の種類によってオイルから樹脂まで様々に変化させることができています。一般家庭から工業界まで様々な形態で使われているようです。
 さらにシリコンはガラス(ケイシャ珪砂・ソーダ灰・石灰石)と同じようにケイ素と酸素からなる構造で、透明度はガラスと同じレベルにすることも可能です。このことからシリコーンで出来た、割れなくて透明な食器としての特色ある利用です。それは、シリコーンの特徴としての、熱が伝わりにくいという熱伝導性が低い点です。保温性が高いことでもあります。
電子レンジで加熱また、氷水を入れ容器の内と外の温度差で容器と内容物の温度が伝わりにくいといえます。
さらにはシリコーンは滑りにくいので、安全性は少し傾いた場所でも使うことができ、乳幼児の食器など様々な用途に用いることができるとしています。

調理器具に用いられているシリコーン
36gou_4.pdf (fsc.go.jp)

 


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[ベタイン]食生活について語ろう

2023年04月22日 | 美容ダイエット

・ベタインBetaine べたいん
  ベタインは1866年C.Scheibler(シャイブラー)により甜菜から初めて分離し名前は甜菜(Beta Vulgaris)に由来する。動植物に含まれ、特に動物性食品に多く含み甲殻類、貝類、麦芽きのこ、果実の苦味、甘味、旨みの成分となる。

少しの苦味と甘味のあるアミノ酸系、窒素化合物で無臭の白色結晶、水溶性、酸、アルカリ、熱に安定で構造上、遊離のアミノ基を持たないため、他のアミノ酸のような糖類との加熱反応によるメイラード反応の褐変現象を起こさない。一般のアミノ酸類と比較して水に溶け易く、水溶液はpH5程度を示し安定性が高く、200℃以下では分解が起こらず、酸、アルカリ、酵素、熱などに対しても極めて安定している。

グリシンと構造が似てトリメチルグリシンTrimethylglycine、グリシンベタインGlycinebetaineとも呼ばれる。耐塩性、耐寒性がグリシンとともに寄与する。

旨みがあり食品添加物で調味料としてまた養殖の飼料添加物として成長促進にも用いられる。酵素(コリンオキシダーゼCholine oxidase)によってコリンCholineからベタインアルデヒドBetaine aldehydeを経て酸化 されベタインを合成する。

コリン塩基で脂肪を燃焼させ血糖値を下げる作用、脂肪の代謝、肝機能改善、保湿剤として化粧品(ビート)にも使われている。  

 


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[鳥脚升麻]食生活について語ろう

2023年04月21日 | 美容ダイエット

・鳥脚升麻  とりあししょうま
  ユキノシタ科、東北南部から近畿地方にかけての本州、四国に分布する高さ40~80cmになる多年草で落葉広葉樹林の近くに生育する。
葉の形が鳥の脚を縮めたような姿に似ていることからこの名がついたが、赤升麻ともいい地下に太い根茎があり、株を形成して根茎、花茎は、しばしば赤味を帯び漢方で薬用としている。 ブラシ状の白い花が6~7月に咲き、根を漢方の升麻(解熱・解毒剤)にする。
4~6月の若葉を摘んでゆでて、一晩水に晒し、水を切り、辛し和え、酢味噌和えなどの和え物、煮びたし、揚げ物、油炒めとするとよい。主要な山菜として若芽を利用している。
ベルゲニンBergenin(イソクマリン系フラボノイド)の成分を含みダイエットサプリメントとして脂肪の吸収を抑制、すでに体内に蓄積されている脂肪の分解を促進する 糖や脂肪の吸収を抑える働きがあるといわれ体脂肪を燃やす基礎代謝を上げるとし利用している。

 

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[内臓脂肪]食生活について語ろう

2023年04月20日 | 美容ダイエット

・内臓脂肪Visceral fat  ないぞうしぼう
  腹部の周りに脂肪が付くいわゆるりんご型肥満であり、皮下脂肪型の肥満は洋ナシ型肥満と呼んでいる。
全身の細胞は血管でつながっており皮下脂肪に比べて内臓脂肪のほうが毛細血管が多く通っている。内臓脂肪は、生活習慣病の原因となりやすいが、ゆっくりした長時間の有酸素運動Aerobic exercise(ジョギング、サイクリング、水泳など)の酸素を消費する方法で筋収縮のエネルギーを発生させ長い時間をかけ呼吸・循環器系機能を刺激する。
さらに栄養バランスのよい食事で、皮下脂肪型に比べ容易に内臓脂肪を減らすことができる。

 

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[リパーゼ]食生活について語ろう

2023年04月19日 | 美容ダイエット

・リパーゼLipase りぱーぜ
  動植物界に広く存在し、動物の胃液・すい液・腸液・脂肪組織などや、ケシ科・アブラナ科・キンポウゲ科などの植物の種子などにも見いだされる。

人体では、脂肪、特に中性脂肪(トリグリセリド)を分解する消化酵素として主に腸内で多く分泌する。脂肪は、胆汁酸によって乳化され小腸でリパーゼの働きによって脂肪酸とグリセリン(水溶性、無色無臭甘味のある粘稠性〈ねんちょうせい〉液体)に分解して消化吸収される。

米糠にリパーゼを多く含み油の酸化が速く米糠油の精製を困難にさせている。かつお節、チーズ、バターの製造、醤油の醸造にリパーゼが働いて旨みをだしている。

 

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[茅萱:ちがや]食生活について語ろう

2023年04月18日 | 美容ダイエット

・茅萱 ちがや
  イネ科、多年草で日当たりのよい道路沿いの草地、空き地、河原(かわら)に群生し地下茎は横に這い、所々から少数の葉をまとめて出す。地上には花茎以外には、ほとんど真っすぐに立ち上がり葉だけが出ている状態で葉の先はやや幅広い。30cm程の背丈で春に白い毛のある穂を出す。
3~5月にでる若い花穂の汁は甘くツバナといわれる。チガヤは甘味が強く、砂糖の原料になるサトウキビ属の近い種類に属す。
若芽を茹でて水によく晒し油いためにしてもよい。11月ごろに根を掘り出し乾燥させ生薬で茅根(ぼうこん)といい利尿に用いている。よく煮出した汁を煮詰めると甘い汁が取れる。

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[トリゴネリン]食生活について語ろう

2023年04月17日 | 美容ダイエット

・トリゴネリンTrigonelline とりごねりん
 カフェアリンCaffearine とも呼ばれる。コーヒー、オシロイバナ、一部魚介類などに含む香り成分ピリジン系のアルカロイドで焙煎中の熱によって殆どが熱分解し、ビタミンB群である必須栄養素のニコチン酸(ナイアシンの一種)へと変わる。

脳のエネルギー代謝に働き脳の神経細胞を活性化させ学習能力や記憶力を高める。

 

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