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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[子供の日の行事食] 食生活について語ろう

2021年05月04日 | 美容ダイエット

子供の日の行事食
 毎年5月5日の子供の日から5月11日の1週間を1948年より児童福祉週間としています。
児童福祉法で「すべての国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成されるよう努めなければならない」と定められました。
令和2年度児童福祉週間標語:やさしさに つつまれそだつ やさしいこころ 北澤 佳奈(きたざわ かな)さん13歳[和歌山県] 
1981年以来15歳未満の子供は連続しての減少です。
子供の日の、その行事は端午の節句から受け継がれています。
 5月は、病気、災(わざわ)いの多い月で中国ではものを弔(とむら)う邪気払いの月となり、その風習は、病気や災厄(さいやく)を除ける大切な宮中行事、端午の節句となったと言われています。
  一説では、楚(そ)の詩人、屈原(くつげんBC340~278)祖国の、いく末を案じ川に身投げしてしまい、楚の国民が屈原が川魚の餌食(えじき)にならないようにと供養に竹筒にもち米を入れ投げ入れた日が5月5日でその命日であり、また粽(ちまき)の由来といいます。楝樹(れんじゅ:茅[ちがや]、笹などの説もある)の葉でもち米を包み、邪気を払う五色(赤・青・黄・白・黒)の糸で縛ってから川へ流すようにしたところ、無事に屈原のもとへ届くようになったといわれています。鯉のぼりの吹き流しの色は邪気を払う五色です。
一説によれば、この際にチガヤの葉を用いて作られた事から「ちがやまき」と呼ばれ、それが短縮され「ちまき」と呼ばれます。時が流れて後、中国の三国の時代、端午の節句は、魏(ぎAD220~265)の国により旧暦五月五日に定められ、やがて日本にも伝わっています。
日本の端午(たんご)の節句は、奈良時代(8C)より中国から伝わり、よもぎや菖蒲を使って厄除けを行ったことが始まり古くから続く行事です。武士のあいだでは尚武(武をたっとぶ)の気風が強く、江戸時代になって菖蒲は、尚武に通じ武者人形が飾られ、鯉の川登りからどんな環境でも苦難を乗り越えで立派な人になるように天への祈りも込められ鯉のぼりを飾るようになったといわれます。
端午の節句に、菖蒲(尚武に通じる)と蓬(毒、邪気を払う)を軒先に吊るし悪疫を払うという行事があり利用しています。
菖蒲を勝負に掛けて浴槽に浮かべて強い香りが邪気を払い福を招き、魔よけになり長生きができると言われます。
鯉の川登りからどんな環境でも苦難を乗り越えで立派な人になるように天への祈りも込められ鯉のぼりを飾るようになりました。
柏餅は柏の葉が、縁起が良いことなどにより使われています。柏の葉の薬効と共に柏の葉(オイゲノール:抗菌物質)は、新芽が出てくるまで枯れないで縁起が良いこと神にお祈りをして手を打ち武運を祈願している形と柏餅を包んでいる形と似ている事から柏(かしわ)手を打つに通じています。
西日本を中心に、柏ではなくサルトリイバラ(高さ1~2mの落葉低木)の葉に挟んでいます。 柏の葉を外表に巻いているものと、中表(裏を外向け)に巻いているものがありますが、これは小豆あんのときは外表に、味噌あんなら中表に巻くなど、中身の違いを表しているといいます。
関東では柏餅、関西では粽を食べる傾向が幕末にほぼ定着していたようです。
蓬(よもぎ)は、葉緑素(免疫力を高める)、香り(シネオール)、タンニン(殺菌作用)により春3~5月に新芽の軟らかい葉を摘み取り軟らかめに茹で水にさらし苦味を抜き多くは草もちに使われます。
たけのこも端午の日の縁起物としても親しまれている食材です。成長が早く丈夫なことから子の成長や出世を願う端午の節句に相応し天に向かって真っ直ぐにグングン伸びるたけのこが縁起の良い食材です。
 
さらに、子供の日には、魚ではブリ・カツオ・鯛の類を用いています。
ブリは大きさによって名前が変わっていく出世魚として、カツオは呼び名が「勝男」に通じ「勝つ」にあやかって縁起いいとして、鰹節も武士の縁起物として使われていました。
鯛は端午の節句に限らず縁起物の代表とも言える魚で、「目出鯛」とも書かれ、大きな頭を持った立派な姿・形、邪気を払うという赤色をしているなど、として武士が愛した魚で、古くから愛されています。
 
以前は、ケの日(普段の日)につつましい生活を送り、粗食だった分、ハレの日には晴れ着を着て、普段食べないような特別な食事をします。今日では、形式にこだわることなく、子供の好きなものを、作ることが多いですが、伝統的縁起物もいいです。
戦後、祖父母と一緒に生活、暮らす世帯は、激減し、親子のだけの世帯で、男女ともに自立した生活を求めています。祖父母からの知恵を受け継ぐことが難しい状態です。地域の年配の方の知識を子供たちに還元しましょう。
近年子供を取り巻く環境は、大きく変化しています。子供たちは、いじめ、不登校、非行、小児虐待の増加、子育てに悩む両親、企業、地域社会全体で子育てを支援することが重要です。
 
栄養バランスを考えて、山菜おこわ、三つ葉・椎茸・カマボコのすまし汁、焼き魚、煮物(蕗・筍・ワカメ)、紅白なます、デザート(緑茶・粽・柏餅)と、してみました。 
季節の食材、植物を取り入れることによって、子供たちの健やかな生活を願い気持ちも新たにして心身ともにリフレッシュさせたいですね。
 
 
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 


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