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[梨]食生活について語ろう

2024年09月14日 | 美容ダイエット

 

◎梨Pear なし 
  この季節に8月中旬から順次に幸水、豊水、新高と、初秋から順次、店頭に並び実りの秋を感じさせてくれます。ナシはすでに日本では、弥生時代後期1~2世紀頃の登呂遺跡から発掘し梨の種を食用とした形跡として知られています。
梨の起源としているのは7、000万年以前に中国の南西部の山地で発生し、6、600万年前頃に分布を広げて行ったと言われます。 日本へは紀元前2世紀から紀元後16世紀にかけて栄えたシルクロード等で東に向かって分布を広げたナシ属植物は中国東方中国長江[ちょうこう]沿岸地域に移り中国ナシ、日本ナシ等に分化し、さらに海を渡って日本に伝わったと考えられています。

バラ科で、本州より各地で古くから栽培しています。日本書記に栽培の記述がありますが急速に栽培するようになったのは明治以降になってからのようです。和梨、西洋梨(東北地方、山形)、中国梨に大別し、和梨の生産量が圧倒的に多く栽培は2~4年程で結実します。
◆和梨(赤梨系【幸水、新水、豊水、新高、長十郎】・青梨系【新世紀、菊水、二十世紀】)などです。和梨の生産量が1位なのは、2021年で千葉県、続いて茨城、栃木県の順となります。
長十郎は、かつては1970年頃まで赤梨の代表としてあった品種ですが1893年(明治26年)頃に神奈川県の梨園で発見し、その屋号からこの名前が付けられています。現在ではそれほど多くはなく大きさは約250~300gで果肉はややかため、酸味は少なくほどよい甘さでシーズンは9月中旬頃です。
幸水は菊水と早生幸蔵を交配し1959年(昭和34年)に登場した赤梨で現在では日本梨の約40%を占めています。果実が約250~300gの扁円形で、出荷は7月下旬頃からです。豊水は幸水×石井早生× 二十世紀で1972年(昭和47年)に命名登録です。350~400gほどで8月下旬頃から出回っています。他に2001年(平成13年)に新高×豊水×幸水の掛け合わせで登録の秋月(あきづき)、1927年(昭和2年)登録の新高(にいたか)は天の川(新潟県)×長十郎が、1888年(明治21年)に千葉県で発見の二十世紀等があります。
以前によく見られた二十世紀梨は、明治21年千葉県で偶然の発見で明治37年(1904年)に千葉県から鳥取県に導入しています。その後100年以上栽培の歴史ある代表品種でした。
赤梨と青梨では、表面のザラザラ感が異なりペントサンPentosan やリグニンLigninとい う成分からの石細胞によるものです。
和梨100g中でエネルギー38kcal、水分88.0g、タンパク質0.3g、脂質0.1g、炭水化物11.3g、灰分0.3g、ナトリウムTrmg、カリウム140mg、カルシウム2mg、マグネシウム5mg、リン11mg、鉄0mg、亜鉛0.1mg、銅0.06mg、マンガン0.04mg、モリブデンTr、ビタミンA:(0)μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:0.1mg、ビタミンK:(5)μg、ビタミンB1:0.02mg、ビタミンB2:Trmg、ナイアシン0.2mg、ビタミンB6:0.02mg、ビタミンB12:(0)μg、葉酸6μg、パントテン酸0.14mg、ビタミンC3mg、食物繊維0.9g、廃棄率15%を含みます。

◆🍐西洋梨は、中国から西洋に伝わり分化して古代ギリシャで栽培、先端が細く、お尻が丸い瓢箪のような形が特徴のヨーロッパ原産です。気候、雨量変化の少ない土地がよく明治時代にフランスやアメリカからの伝来です。 山形、秋田、青森で主に栽培してるバートレット、ラフランスやルレクチェなどが主な種類です。 栽培が難しく追熟が必要なことからなかなか普及しませんでした。バートレット種、ラフランスが主な栽培種ですが以前はバートレット(イギリス原産)が主流を占めていました。
バートレットは、いわゆる洋梨型で長さ12cm、重さ250g程度です。8月下旬より採取時期とし旬で完熟、追熟すると果皮が黄緑から黄色になり果肉が軟らかになり石細胞が少なく芳香、甘味、粘性があります。傷みが早いことから主に缶詰の加工でした。
ラフランスは、1864年にフランスで発見の、フランスを代表するフルーツであるとの賞賛でラフランスの名前がついたといわれます。その後しばらくして日本で導入も栽培に手間がかかり、しばらくは、あまり普及しませんでした。昭和40年代より生食への需要が高まり、昭和60年頃より山形県(全国の80%)で急速に栽培面積、収量が伸びています。バートレット種より少し丸みをおびて表皮が黄緑です。晩生種で9月下旬より採取し旬としています。芳香と、とろりとしたなめらかな肉質がよくバターフルーツともいわれます。追熟の期間は常温で2週間ぐらいで食べ頃は、ラフランスの果皮の色はほとんど変化がありませんが果肉が柔らかくなればよいでしょう。追熟によって水溶性ペクチンが増大、軟化し生食、ネクター、ジャム、洋菓子、果実酒、乾果にしています。追熟するうちにデンプンがしょ糖、果糖、ブドウ糖などの糖分に分解します。
日本にラフランスが渡ってきたは明治36年といわれています。 その後、どのように山形県に伝わったのか不明であるものの山形県には樹齢が100年ほどの樹があります。有機酸は0.4%程度でリンゴ酸、クエン酸などを含んでいます。

西洋梨100g中でエネルギー48kcal、水分84.9g、タンパク質0.3g、脂質0.1g、炭水化物14.4g、灰分0.3g、ナトリウムTrmg、カリウム140mg、カルシウム5mg、マグネシウム4mg、リン13mg、鉄0.1mg、亜鉛0.1mg、銅0.12mg、マンガン0.04mg、モリブデンTr、ビタミンA:(0)μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:0.3mg、ビタミンK:(4)μg、ビタミンB1:0.02mg、ビタミンB2:0.01mg、ナイアシン0.2mg、ビタミンB6:0.02mg、ビタミンB12:(0)μg、葉酸4μg、パントテン酸0.09mg、ビオチン0.3μg、ビタミンC3mg、食物繊維1.9g、廃棄率15%を含みます。
◆中国梨は、形は洋梨に似ていますが、食感と味は和梨に近い特徴を持って、大きさは400gぐらいです。 中国梨の一種である鴨梨は、収穫した果実を追熟して食用にしています。栽培は鴨梨(やーりー)、千両(身不知みしらず)、莱陽慈(らいやんつー)がほとんどです。千両(身不知みしらず)は明治期に北海道で発見の品種で他の中国ナシよりも大型ですが、生産量はあまり多くありません。10月ごろに出荷しています。

中国梨100g中でエネルギー49kcal、水分86.8g、タンパク質0.2g、脂質0.1g、炭水化物12.7g、灰分0.2g、ナトリウム1mg、カリウム140mg、カルシウム2mg、マグネシウム5mg、リン8mg、鉄0.1mg、亜鉛Trmg、銅0.05mg、マンガン0.03mg、モリブデンTr、ビタミンA:(0)μg、ビタミンD:(0)μg、ビタミンE:0.2mg、ビタミンK:-μg、ビタミンB1:0.02mg、ビタミンB2:0.01mg、ナイアシン0.2mg、ビタミンB6:0.02mg、ビタミンB12:(0)μg、葉酸6μg、パントテン酸0.14mg、ビタミンC6mg、食物繊維1.4g、廃棄率15%を含みます。

  梨の名前の由来は、果肉の色が白いので「中白:なかしろ」といい、後に略して「なし」に、また甘味があるが芯に近くなるほど酸っぱいので“なすみやあまし”それを「なし」に短縮したという説もあります。ほかにもさまざまで定かではありません。
山梨県の山梨の由来は一説にはふもとに山梨(やまなし:バラ科の落葉高木で果実は球形、直径1~2cm、果肉は固い)が 茂った場所を神社とし山梨と名づけたのが通説のひとつとしています。
 4月中旬ごろから白い花を咲かせ受粉するとピンクになり8~10月に種類によって順次採取し旬としています。
和梨は、そのままで生食されることが多く、最近は、幸水、豊水、新水の三水として人気があります。西洋梨(ヨーロッパ原産)、中国梨は、独特の芳香があり乾果(かんか)に、加熱し、シロップ漬け、缶詰、ネクターにもしています。 芯棒のついている上部より下部のがくへんのあるほうが甘味があります。加工品で梨飴、シャーベット、ジャム、コンポートなどにもします。
洋梨(バートレット、ラ・フランス)は、完熟(果肉の軟化と粘性)すると傷みが早く、主に缶詰、生食しています。中国梨は、形は洋梨に似ているますが300~400gと大きく芳香はあるのですが甘味が種類によって差があります。炭水化物を日本梨11.3%、西洋梨14.4%、中国梨12.7%程度含みます。カリウムを140mg/100中に含み利尿作用があります。有機酸は0.4%程度でリンゴ酸、クエン酸などを含んでいます。
韓国ではすりおろして調味で肉をやわらかくくするのに使われ、タンパク質分解酵素プロテアーゼを含むことによります。生食でカリウムを効率よく摂取でき高血圧予防、利尿作用に役立ちます。体を冷やすとして冷え性では多食を避けましょう。果肉のざらざらした食感は、石細胞といわれるリグニンLignin、ぺントサンPentosanの食物繊維が腸内環境を整え便秘予防に有効です。
さらに漢方で解熱、鎮咳、去痰に、乾燥していると風邪にかかりやすく肺に少し湿り気があったほうがよいといわれ肺を癒(いや)すとして用います。梨の甘み成分はショ糖、果糖、ブドウ糖などですが、和梨でショ糖2.9%、果糖3.8%、ブドウ糖1.4%程度を含み中でも果糖が最も多いので低温で甘味を強く感じる糖です。 梨は酸味が少なく甘みのほうが強く感じられます。 カリウムが高血圧の予防に役立ちます。
肝機能促進、疲労回復、脳の活性化にアスパラギン酸100g中で和梨140mg・洋梨88mg推定・中国梨95mg推定、グリーンアスパラガス430mg。ブロッコリー200mgを含みます。

  実りの秋です。順次、梨を初めとして、魚貝類:さばさんまはぜきんめだいかれいマイワシあわび
芋類:里芋さつま芋大和芋じゃが芋
野菜類・キノコ類:きゃべつごぼう人参かぶ生姜玉葱食用菊、ひね生姜ブロッコリー百合根しいたけ、まつたけ、きのこ類
果実類:いちじくぶどうりんごオリーブ
穀類:米蕎麦(そば)
豆類:大豆小豆(あずき)、 その他の乾燥豆類
種実類:落花生くるみぎんなんごまカヤの実と旬の食材が店頭で見られます。食欲の秋ですが、健康生活は、運動・休養・栄養のバランス、食べ過ぎにはご注意をと言うところでしょうか。



和梨Japanese pear わなし
  バラ科ナシ属、中国原産で古くより食用とし、日本書記に栽培の記述がある。日本の梨は基本的に追熟しない。主な産地として千葉県・茨城県・栃木県と続く。長十郎は1893年(明治26年)頃に神奈川県の梨園で発見し、その屋号からこの名前が付けられている。かつては1970年頃まで赤梨の代表としてあったが、現在ではそれほど多くはなく大きさは約250~300gで果肉はややかため、酸味は少なくほどよい甘さでシーズンは9月中旬頃。幸水は菊水と早生幸蔵を交配し1959年(昭和34年)に登場した赤梨で現在では日本梨の約40%を占める。果実が約250~300gの扁円形で、出荷は7月下旬頃から。豊水は幸水×石井早生× 二十世紀で1972年(昭和47年)に命名登録している。350~400gほどで8月下旬頃から出回る。他に2001年(平成13年)に新高×豊水×幸水の掛け合わせで登録の秋月(あきづき)、1927年(昭和2年)新高(にいたか)天の川と長十郎、1888年(明治21年)に千葉県で発見の二十世紀等がある。期待できる成分としてリグニン・ペントサンの食物繊維、ソルビトール、カリウムがある。東洋医学で梨の絞り汁を咳止めに用いる。


洋梨Euroean pear ようなし
  バラ科、ヨーロッパ原産の西洋梨、気候、雨量変化の少ない土地がよく日本には、明治の初期に導入し、山形、秋田、青森で主に栽培する。栽培が難しく追熟が必要なことからなかなか普及しなかった。バートレット種、ラフランスを主に栽培しているが以前はバートレット(イギリス原産)が主流を占めていた。バートレットは、いわゆる洋梨型で長さ12cm、重さ250g程度での円すい形をしている。8月下旬より採取時期とし旬で完熟、追熟すると果皮が黄緑から黄色になり果肉が軟らかになり石細胞が少なく芳香、甘味、粘性を有してくる。傷みが早いことから主に缶詰に加工している。ラフランスは、1864年にフランスで発見され、フランスを代表するフルーツであると賞賛されラフランスの名前がついたといわれる。その後しばらくして日本でも導入したが栽培に手間がかかりあまり普及しなかった。昭和40年代より生食への需要が高まり、昭和60年頃より山形県(全国の80%)で急速に栽培面積、収量が伸びている。バートレット種より少し丸みをおびて表皮が黄緑であることが多い。晩生種で9月下旬より採取し旬とする。芳香と、とろりとしたなめらかな肉質がよくバターフルーツともいわれる。追熟の期間は常温で2週間ぐらいで食べ頃は、ラフランスの果皮の色はほとんど変化がないが果肉が柔らかくなればよい。追熟によって水溶性ペクチンが増大、軟化し生食、ネクター、ジャム、洋菓子、果実酒、乾果にしている。追熟するうちにデンプンがしょ糖、果糖、ブドウ糖などの糖分に分解される。炭水化物を日本梨11.3%、西洋梨14.4%程度含む。カリウムを140mg/100中に含み利尿作用がある。有機酸は0.4%程度でリンゴ酸、クエン酸などを含んでいる。期待できる成分としてリグニン・ペントサンの食物繊維、ソルビトール、カリウムがある。東洋医学で梨の絞り汁を咳止めに用いています。



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