・グリーンアスパラガスGreen asparagus ぐりーんあすぱらがす
キジカクシ科(ユリ科)、ヨーロッパ原産。日本には、江戸時代末期にオランダ人によってもたされたが栽培は明治なってからで本格的には、大正時代末期北海道で缶詰用の白色種が主だった。
冷涼な気候を好み主に北海道、福島、長野から出荷するが最近ではアメリカ、オーストラリアからの輸入が多い。冬場は、静岡県、愛知県ものを出荷している。
軟白のホワイトとグリーンアスパラとはもともと同じもので北海道産のものは5~7月が最盛期で旬とし、うどと食感が似ていて西洋うどとも呼ばれる。以前は生の状態では、組織の変化が早く繊維質に成りやすく苦味が出やすく採取後直ちに茹でて冷凍品としたものが出回っていた。
収穫までに最初3年を要すがその後10年ぐらい収穫でき冷涼地では、9月ごろの秋口にも収穫する。
グリーンアスパラガスは、白色種よりビタミン類が多く、食感がよいことから年々消費量が伸びている。新鮮なものがよく、茹でてサラダ、焼き物、和え物、スープ、炒め物、グラタン、揚げ物とする。
グリーンアスパラでビタミンA効力63μg・C15mg・E1.5mg・葉酸190μg/100g、ホワイトアスパラ(缶詰)でビタミンA1μg・C11mg・E0.45mg・葉酸15μg/100gを含む。
特殊成分としてアスパラから最初に見つかったアスパラギン(新陳代謝を高める)が、他にグルタチオン(肝機能強化)、穂先には、ルチンを含み、利尿作用があり、毛細血管を丈夫にし高血圧予防によい。
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