・真鰯Japanese pilchard まいわし
ニシン科、 春から夏に北上、秋から冬に南下する回遊魚で温帯海水域(13~25℃)である関東以南、太平洋側の海域に多く生息する。
ニシン科、 春から夏に北上、秋から冬に南下する回遊魚で温帯海水域(13~25℃)である関東以南、太平洋側の海域に多く生息する。
側面に一列ないし二列に黒の斑点が7個ぐらいみられることからナナツボシともいわれ6、7月より出荷量が多くなる。
青魚の代表魚で体長3~25cmにもなり最も大きいものは3年魚ともいわれ、生後一年半ぐらいより産卵が始まり、7~8年の寿命があるといわれる。大きさによって白子(しらす・1~2cm)、平子(ひらご・2cm)、かえり(4cm)、小羽(こば・10cm)、中羽(ちゅうば・15cm)、大羽(おおば・20cm~)と呼んでいる。
産卵の時期を晩秋に控え、秋9、10月に脂肪量が多く最もおいしい旬の時期を迎える。
晩秋から早春にかけ市場に出回るしらすは主にマイワシの稚魚が用いられる。傷みやすい魚だがマイワシの新鮮なものは、ぬた、寿司だねとし塩焼き、フライ、唐揚げ、つみれ、さつま揚げ、缶詰、目刺しとして、和洋中華それぞれの料理法がある。
生100g中にエネルギー169cal,水分68.9g,たんぱく質19.2g,脂質9.2g,炭水化物0.2g,灰分1.2gを含む。他の鰯類に比べ脂肪が多く、油の乗った秋には脂肪量が15%~13.9%:飽和脂肪酸3.84g、一価不飽和脂肪酸2.80g、多価不飽和脂肪酸3.81gにも達し最もおいしい。
鰯酸には、多価不飽和脂肪酸、魚油のEPA・DPA(血中コレステロール低下作用)、DHA(ドコサヘキサエン酸・脳細胞の活性化)を多く含み注目している。EPA、DPA、DHAは、健康食品として出回るが非常に酸化しやすく中には、精製する過程で酸化して効力が発揮されないものもあるので信頼できる製品を選ぶのがよい。
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[2019.10.22]