イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

ジョン(ジョナサン)

2012年11月09日 21時20分54秒 | 高橋美由紀

第3シリーズの「Mission8」で、アメリカ・テキサス州にあるホープヒル刑務所のユニットEの囚房に収監されている受刑者。アフリカ系アメリカ人。自他共に“ジョン”で通っているが、本名は「ジョナサン・カートウィッチ」である。ID番号(囚人番号)は「E-35164211」である。警察官を殴って15年くらった。「懲罰房(ホール)」の常連。

巨漢である自身の体のこともあり、同房の男が出所したお陰で快適な一人暮らしだと喜ぶが「懲罰房」に15日間入っている間に篠塚が同房となったため、一人暮らしの夢は潰えてしまう。それでも陽気で世話好きな性分のため、篠塚に1人は危険だと忠告したり、グループ(プリズン・ギャング)のどれかに入り守って貰った方が安全だから口をきいてやる等々と同房の誼で何くれとなく世話を焼くようになる。初めて会った時に“ここに来て間もない、若いアジア人の受刑者を知らないか?”と篠塚に問われ、売り込みのために各ユニットの受刑者達に聞き込みをして冗談で100ドルを要求し、煙草2箱でいいと言いかけるが払えると知って他の連中にバレたら“餌食”にされるから口外するなと注意した。その上で、所内の店舗で100ドル相当分の自身が欲しい物を買って貰うことで商談成立となり、オプションで受刑者数5000名強の刑務所の内情をレクチャーしつつ“チャイニーズ・タイペイ(台湾)から来た男”のことを教えた。入所したばかりですぐに出所したり他の刑務所に移動したりは絶対にあり得ず、かと言って殺されたら殺されたで“噂の片鱗”としてでも情報はある。それにも関わらず手掛かりの欠片すら無いことに、情報収集をしてみて改めて建明を呑み込んだ"闇"に慄然とした。

性的な意味を含め色々な理由で狙われる篠塚に近づくのは危険だと知りながら、敢えてデメリットを承知で情報を売りつける真意は現時点では不明である。重病や重傷を負った受刑者を収容する「特別房」の“黒い噂”を篠塚に伝えるが、グループのリーダー達の襲撃を利用し、わざと怪我をして「特別房」に潜り込んだ彼女に唖然とする。
チャームポイントは後ろで編んだ三つ編み。二段ベッドの上で寝ている


CV=乃村健次