イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

貴方の娘になりたかった…

2008年11月22日 12時08分41秒 | アニメ

 まだ序の口だとというのに機動戦士ガンダム ダブルオーの2nd「#7 再会と離別と」では、アレルヤ・ハプティズム&マリー・パーファシーがラストで熱い口づけを!それを目撃したのはロックオン弟(初代ロックオン・ストラトス=ニール・ディランディの双児の弟ライル)でした。

 亡きクリスに代わってプトレマイオスⅡのクルーになったイアン・ヴァスティの娘ミレイナが“彼女さんと一緒みたいです”という台詞でブリッジにいる一同がパニックに陥りました。無理もありませんよね?戦闘中に行方不明になって見つかったと思ったら、ラブラブなんですから。

 それにしても、何故、恋人が一緒だとわかったのか。ロックオン弟は連絡するだけではなくて、証拠写真を送ったというか映像も送ったのね。

 人革連の「ロシアの荒熊」の異名を持つセルゲイ・スミルノフ大佐(1stでは中佐)とは父と娘のように慈しみ合い、養女に迎えられればそれまで以上に温かい関係になったことでしょう。唯一、セルゲイを誤解から憎むアンドレイを義兄に持つことになり板挟みになったでしょうね…。しかし、ピーリスである前にアレルヤを愛し愛されるマリーの心は家族となる人々よりも恋人を選択したのでした。

 決して、スミルノフ父子を拒んだわけではなく、彼女が誰よりも求めるのはアレルヤであり、彼こそがマリーの幸福だからです。家族という形をとらなくても、マリーでありピーリスである彼女はセルゲイを父としてい愛していることに変わりはありません。

 それがわかるからこそ、娘の幸福のためにピーリスは戦死したことにして、マリーとして彼女をアレルヤの許に解き放ったセルゲイも別れは辛いでしょうが立派でした。まだ2ndが始まって第7話ですから確かの序の口です。しかし、1stという前編を含めれば「漸く」ということになりますから、決して早くはありませんね。

 1stは、最終話「刹那」で恋人と知らずに幾度も死闘を繰り返し殺しかけてしまったことを知り、失意の内にキュリオスと共に宇宙に漂流していたアレルヤがあまりに哀れな、残酷な終わり方をしていますから。プトレマイオスⅡで明確な恋愛感情を抱くカップル誕生でホッとしました。