私の遠藤くん集英社このアイテムの詳細を見る |
~~遠藤由美香は十歳年下の若い夫・彰男を「私の遠藤くん」と呼んで溺愛していた。だが、彰男の行動に対する猜疑心は強烈で、郵便物や携帯の無断検閲は当たり前。彰男あてのクラス会の案内には、勝手に欠席の返事を出す始末。妻の異常な干渉を愛情の裏返しと容認していた彰男も猛反発。中学校の同級生との集まりに強引に出席するが、夫の浮気妄想に取り憑かれた由美香は、その会場に乗り込んできた!書き下ろしホラーサスペンス。(本書カバー裏面より)~~
まずは本の装丁から見てみよう。
……エロ小説かと思った(笑)。
男は絶対に浮気するという前提で行動している妻、由美香。夫「遠藤くん」に届けられた手紙は全て開封。携帯メール検閲は当たり前。テニスサークルのお茶会で女子大生に冗談で「こんな可愛いだんなさんだったら私も好きになっちゃうかも」と言われ、激ギレ(マネした)。お風呂は必ず一緒。しかも夫をペットのように洗うのだ。
「じゃ、いっしょにお風呂しよ。汗かいちゃったから。遠藤くんのことを、いっぱいいっぱいアワアワにして、きれいきれいにしてあげまちゅねー」
こんな女 嫌だ(涙)。
「干渉や被害妄想が激しすぎると怖い」というよくありがちな展開で、まとめ方も少々強引な感は否めないが、楽しめた作品(どっちだよ)。クラス会にて担任だった黒部が「結婚」について語るシーンが印象的でぜひ覚えておきたい人生論であった。後半でその黒部の意外な一面が見られるのでお楽しみを。まるでマンガのような「ありえね~」的な展開がおかしく、ドラマで観てみたいな~と頭の中でキャスティングを考えてしまう様な作品であった。ページ数も少なめなので息抜きに最適かも。 評価★★★★☆(5段階)
オメデトウです!
また今度やるのでその時は参加してくださいね!
お願いだす!
僕のお薦めの本は 司馬遷 史記
これを超える本は今までに出会った事がありません!