レース鳩日記 勝利の翼

1933年 
ポーのレースで
デュレイ鳩舎の鳩の帰還を見守る愛鳩家達

光風系3

2018-12-13 22:15:08 | 日記
今日は晴天!気温8・6度
風もなく穏やかな日でした

話題もないので相川さんの講演会の一部分
競走馬の調教からヒントを得て考えた出した
三分法と名付けられた相川式コンデション調整法
これは中距離までのコンデション調整法です

例えば300kから500kの場合
レースからレースの間が14日あります
普通は2週間の間隔を置く訳です

まず300kの休養する期間をとります
これはレース展開にもよります
雨天で叩かれたような場合は休養期間はおのずと長くなります
まあ、普通のレース日和りでしたら
この期間は2日くらい休養をとれば充分です

それと500kの持寄り2日前ですね
50kから100kの個人訓練を必ずします。
(集団ではなく単羽、2羽放鳩で中間訓練)

この個人訓練が終わったら持寄りまで休養をとります
それ以外の間は舎外をある程度強制します
強制が出来ない人は、この間を訓練にあててイジめる訳です

しかし餌の与え方に問題があります
300kで疲れてる状態(休養期間)で
充分に餌を与えて満腹近くにして置きます
まず、300kの疲れをとらなくてはなりません。

それから休養期間があけると
極端な場合には餌を半分ぐらいに落としてしまうんです
それから徐々に増やしながら
持寄日に向かって満腹になるように餌の量を調整していきます

その間は、先ほど言ったように鳩を強制する
理屈から言いますとよく運動するからお腹が減る
お腹が減るからよく食べる、よく食べるからそれ以上によく運動する
この循環が繰り返していってコンデションを上げていく

餌の量は半分まで落とす必要はないでしょうが
時と場合によっては量を半分に落とします
量を落とすので質ではないですよ!

で、持寄りの時点で満腹にします
しかし、300kを帰ってきた時の満腹と
今度の満腹では量でいったら1・5倍ぐらい増えているでしょうね
よく運動させてよく食べさせる
これがレース必勝法のひとつだと思います。

終わりに
レース鳩においては絶対という言葉はなく
どこまでいっても研究、試練の連続であります。