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凧師のひとり言

江戸角凧に魅せられて40数年。東京生まれ!江戸っ子? 実は三代続いていないので「東京っ子」かな? 千葉県九十九里に在住。

六尺江戸角凧2/色を差す

2011年09月13日 | 凧の制作

 

 

墨は描いてから2~3日置いて色を入れるのが理想。

その方が墨が動かないのだが、今回は少々急いでいるので

24時間寝かせたが、気を使いながら色差しを始めることにする。

色は明るい色から入れていく。一色入れたら乾くのを待つ。

今日は黄色のみ。

ガマの目、口はぼかして入れる。

 

  

ぼかしは刷毛の片側に色を入れて、反対側に水を入れて、一気に描く。

 

気に入らないところに墨を描き足したので、

今日はここまでで修了。

 また 明日。

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六尺江戸角凧/墨線を描く

2011年09月12日 | 凧の制作

六尺(高さ約1.8m)の江戸角凧の絵を描く。

今回は 「自来也」

薄い羽二重に薄い和紙を裏打ちした。

これは下絵。(部分)

今日は墨入れのみ。

髪の薄墨を入れる。

明日から色を差す。

 

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東北地方太平洋沖地震から3週間!

2011年04月02日 | 凧の制作

東北地方太平洋沖地震から3週間がたった。

テレビで避難所生活の人々、

とりわけ頑張っている子供たちの映像を見るたびに、

何かできないかと・・・。



・・・今、日本中で考えている。



先日、仙台凧の会で 避難所を訪問して、凧作り教室や
子供たちに凧をプレゼントすると言う話しを聞いた。
そして、全国の凧仲間たちにプレゼント用の凧を送って欲しい・・・と。



う~む。仙台も被災地なのに・・・



よ~しっ!!! 
 
 
 
こま凧が イイ かな? 



早速3日前から、和紙を切り、竹を準備。



最初の十数枚は 折り染めで・・・





女の子には イイかも! ・・・ でも ・・・



きれいだけど・・・小さい子には・・・
 



これならウケルかな???





   






いろんな絵を描いてみる





同じ絵はやめよう。



色を変える!  向きを変える!     目を変える!





 

 



                             

             
 
 
合計  57枚 できた。



きょう 送ってあげよう。
 
 
 
子供たち 喜んでくれるかな???

凧絵を描く 8.『色差し』 白と金 仕上げ

2010年07月26日 | 凧の制作
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仕上げ。

波の 『白』 を入れる。















































『白』 を 飛ばして 『しぶき』 を表現。
やりすぎないように。





次は、『金』。

鯉の頭部分に 『金』 を 飛ばす。



人差し指で、筆を叩いて 『金』 を 飛ばす。







背ビレ に 『金』 を 入れる。















『鱗』 にも 『金』 を。







こんな細かい部分は 揚がっている時は、全く見えない。



















『白』 『金』 『しぶき』 が 終わり、
凧絵 『鯉金』 の 出来上がり。

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凧絵を描く 7.『色差し』 赤のぼかし

2010年07月25日 | 凧の制作
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金太郎の体の部分を仕上げる。
通常、明るい色を先に差し、後で濃い色を差すのだが、
使う染料によって、または和紙によって、逆にした方が良い場合がある。

今回は 逆でやる。

















































































































これで 『赤』 が終わった。
あとは、最後の仕上げ。 

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凧絵を描く 6.『色差し』 その他の色 と バックの赤

2010年07月23日 | 凧の制作
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細かい部分の色 と バックの赤 を差す。




弁柄色。



『ぼかし』  で。




















いよいよ 『赤』 を差す。 細かい部分。















バっクの 『赤』 べた塗り。



























バックの 『赤』 まで 終わった。
全体の感じを見て見よう。





後、残すは 『金太郎』 の体のみ。
体は、ほとんど 『ぼかし』 で 仕上げる。

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凧絵を描く 5.『色差し』 青系の色

2010年07月22日 | 凧の制作
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今日は 青色部分に色を差す。

『鯉金』 は、水の部分が多い。 ここが綺麗に描ければ 絵が引き立つ。


まず、鯉の目と金太郎の目を 『ぼかし』 を使って入れて見る。
ここで使用の 『青』 は二種類。
『目藍』。 目に 『青』 が入ると 顔がキリっと引き締まる。



『水』 を描く時、私は3種類の青を使う。
薄い青 から差す。



薄い青。
『ぼかし』 で描く。



やや濃い青。



濃い青。
この順番で差す。



刷毛の、向かって左側が、水、右側が青。
左側の縁の 『ぼかし』 が 判るかと思う。



























滝の長い部分も同じ。




























今日は ここまで。
続きは また明日。




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凧絵を描く 4.『色差し』  明るい色から

2010年07月21日 | 凧の制作
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『薄墨』 が入ったら、いよいよ 『色差し』。
色は明るい色から差していく。

今日は 『黄色系』 の 『色差し』 をする。



べた塗り <金太郎の腹掛け 後部>






金太郎の足もとの岩 






黄色が乾かない内に 茶色を差す。
黄色と茶が混ざり合ってぼかす事ができる。 <簡単なぼかしの仕方>



『墨入れ』 で使った 『ぼかし』 の技法を使う。



刷毛の半分に色(黄色)をしみ込ませる。



刷毛の反対側の色の入って無い部分に水をしみ込ませる。



刷毛の向かって左側が色、右側が水。
真ん中で混ざり合って一筆でぼかしができる。



凧絵では、この 『ぼかし』 を あちこちに使う





































今日は、黄色系の色差し。
明日は、滝の部分、水色系を差す。




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凧絵を描く 3.『薄墨入れ』

2010年07月20日 | 凧の制作


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墨が完全に乾いたところで、薄墨を入れる。
薄墨を入れる事により、濃淡ができて絵に立体感ができる。
















髪の毛の部分には、やや濃いめの薄墨を入れる。









鯉の体は立体感を出すために、中心を明るく、両端を暗くしたいので、
まず、明るくしたい部分に水を差す。






暗くしたい部分に濃いめの薄墨を入れ、徐々に濃さを加減しながら、
水を差したところまで入れる。




























これで薄墨が入った。
さあ、今度は色差しだ。
色は明るい色から差していく。

続きはまた明日。




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凧絵を描く 2.『墨入れ』  ぼかし・べた塗り

2010年07月19日 | 凧の制作
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墨の線描きが終わると 『ぼかし』 と 『べた塗り』 に入る。
『鯉金』 は鯉を黒で描きたいので、墨の部分が多い。



鯉の頭部分を墨で塗る。 『ぼかし』 の技法を使う。
『ぼかし』 はいくつかの方法があるが、ここで使ったのは刷毛の半分に墨を入れ、
反対側に水を含ませて一回でぼかす。
『ぼかし』 を使わず、縁を白く残しても良いが、使った方が仕上がりはきれいだ。



縁をぼかして中を墨で塗る。












鱗は夏毛の刷毛で刷毛線を残して描く。
後で薄墨を入れた時にこの線が生きてくる。










































すべての鱗に墨が入り、だいぶ雰囲気は出てきた。
この後、薄墨を入れるが、墨を乾かすために一日寝かせる。

今日の作業はここまで。
つづきはまた明日。


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