江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

寒くなってきたので作品は「2階建てのお風呂屋さん」を

2020年09月29日 | 日々の栞

こんばんは 急に寒くなってきて

あったかいお風呂が恋しい季節になりましたね

 

私が習った江戸小物細工では「お風呂屋さん」が2種類あります

今日の作品は「2階建てのお風呂屋さん」です

 

この作品は3年前くらいに新しく作り替えたので 

まだ新しい感じできれいです

 

右側から見たところです

 

後ろはこんな感じです

 

左側です

 

看板がわりの「弓矢」です

私が習った指物師だった先生の説明では

「弓を射る」から「湯いる➡湯入る」という事だそうです

ダジャレっぽいというか こじつけみたいな感じですね~

 

いろんな作品で「用水桶」が出てきます

「火事と喧嘩は江戸の華」

 

常夜灯も作品によく出てきます

 

2階の手すりと戸袋

 

小さな下駄が ひっくり返っています

 

脱衣所

 

2階への階段

 

くつろぐ和室

 

植木は 松と

 

紅葉した モミジ 

これからは美しい紅葉が楽しみな季節になりますね

 

お風呂屋さんに 欠かせない薪割り

 

 

植木の囲いは 

本物と同じく格子を作って組んでいます

 

暖簾の後ろの格子戸も溝を作って組んでいます

 

こういう技は指物師だった先生から習ったので

難しかったけど 本格的で良かったです

 

日本の伝統工芸品の「江戸小物細工」を

多くの方に知って頂けたらとても嬉しく思います