「ブラック・デーモン 絶体絶命」(2023年米)
ポール 油田基地の技師(ジョシュ・ルーカス)
イネス ポールの妻
オードリー ポールの娘
トミー ポールの息子
チャト 油田基地の作業員
ジュニア 油田基地の作業員
起:ポール一家は油田基地を訪れるが、付近には黒い悪魔と呼ばれるサメがいた。
承:サメは呪いだとされるが、ポールは取り合わない。
転:会社が、油田基地の危険性を隠ぺいしていたとわかる。
結:ポールは身を犠牲にサメを爆殺し、油田基地は崩壊する。
メキシコにはサメの伝説がある。「黒い悪魔」と呼ばれるサメだ。
石油会社の社員であるポール一家はメキシコを訪れる。
妻イネスは、現地で歓迎されていないのを感じる。
息子トミーは、アステカの守り神像に関心を持つ。
守り神は悪魔から守るとされている。
ポールは、油田基地の調査に向かう事に。
ボートの男が逃げ出し、やむなく1人で行く事に。
油田基地では、数少ない作業員たちが警戒していた。
町で男たちに絡まれたイネスらも、ポールを追って油田基地へ来てしまう。
イネスらは、サメが船を襲撃するのを目撃していた。
作業員のチャトは、それは「ブラックデーモン」だと言う。
チャトは、外部への連絡方法はないと言う。
サメは体当たりし、油田基地を沈めようとしている。
あれはただのサメではなく、呪いだと言う。
必要以上に開発し、神が激怒したのだと。だがポールは取り合わない。
チャトらが潜って調べる事に。
異変があり、同行したジュニアが下半身を喰われて死亡。
ポールらはショックを受ける。
この状況にポールとイネスは互いに非難し、険悪になる。
チャトは、海底に爆弾を見たと言う。小さな町も吹っ飛ぶ量だ。
ポールは事態を認めようとせず、あいつは突然変異で、悪魔などではないと言う。
悪魔には子供を捧げるとされていると言う。
だが、ポールは取り合わず、ポールは脱出方法を考えようと話す。
一同は無線機を修理し、他にも利用できるものがないか探す事に。
息子トミーは航海の安全を祈ると言って、小舟で神の像を流す。
だが、サメの攻撃でトミーが海に転落。
ポールらが飛び込み、間一髪救出する。
油田基地開発に関する資料を見付けたイネスは、
関係者の警告を無視していたと指摘する。
しかも、安全報告書にはポールのサインがあった。
欠陥を放置していた為に、大勢が死んでいるのだ。
ポールは、危険性を無視していた事を認める。
企業は問題を隠蔽するように指示し、ポールはその為に書類を改ざんした。
それによって経営陣は儲け、汚染された町は廃墟になる。
ポールは尽くしていた会社に殺され、全責任を負わせられるのだ。
チャトは修理した無線機で通信を試みる。
ポールの娘オードリーは、穴が開いたゴムボートを修繕する。
ポールは、海中にある爆弾を利用してサメを倒すと発案。
ポール自身が潜り、仕掛けられた爆弾を取り外す。
チャトらはボートで沖へ出る。
ポールが戻るつもりがないと知り、イネスらはショックを受ける。
サメが現れるが、ポールは爆弾を爆破。
油田基地は崩壊し、海に沈んだ。
イネスらは救助され、近くにはトミーが流した小舟が漂っていた。
家族を意味する人形は1人分減っており、さらに雨によって小舟は沈むのだった。。
と言う訳で、サメが出てくる作品。
WOWOWでサメ映画の特集をしていて、二十二番目に観た代物。
今回のサメ映画一気見のファイナル、劇場公開時も気になっていた作品です。
油田会社の技術者ポールは、家族を伴ってメキシコを訪問。
ポールが単身油田基地に向かうが、
待機する妻子も、ゴロツキに絡まれて油田基地に避難してしまう。
複数名がサメに襲われ、海上に取り残される作品はいくつもあるが
本作は幼い子供たちも一緒である点が異色。
サメは油田基地に体当たりして、崩壊させようとする。
本作のサメは、開発行為に怒りを見せるアステカの神で
(科学的に証明された訳ではないけど、会話ではそうだとされる)
得体の知れない存在で、そもそもあまり出てこない。
公開時の宣伝のされ方では
サメは出るわ、油田基地は崩壊しそうだわ。。と言う感じだったけど
サメは出てこないし、油田基地を崩壊させるのは人間の方。
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