ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2015/05/14 「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」

2015-05-14 00:00:00 | 日記
SOSタイタニック/忘れえぬ夜(1958年英)

船長
アンドリューズ 設計士
社長
船員 (デビッド・マッカラム)

 1912年4月。新造のタイタニック号が出航。
大量の電報の中には、氷山の危険を知らせる物もあった。
やがて前方に巨大な氷山が現れ、回避するが避けきれずに接触。
浸水が始まり、排水が追いつかない。
設計士アンドリューズは、5区が浸水しては沈没しかないと断言。猶予は1時間半だ。
乗客は2200名だが、救命ボートは1200名分しかない。
船長は退船命令を出すが、浮沈船のはずと乗客はなかなか動こうとしない。
カルパチア号が救難信号を受信するが、急行しても沈没には間に合わない。
もう一隻が近い位置にいたが、信号弾にも異常事態と気づいてくれない。
女子供から救命ボートに乗るが大混乱。後回しにされた三等乗客も殺到する。
やがて船体が傾き、乗客は逃げ惑うが、完全に沈んでしまう。
救命ボートの中には、助けに戻ろうと言う者もいたが、多数は否定的だった。
やがて救助の船が到着し、700名が収容。1500名が犠牲となった。
だが、この事故をきっかけに、
乗客全員分のボート配備と、通信員の常時配置が義務づけられた。

 と言う訳で、タイタニック号の沈没を描いた話。
タイタニックを描いた映画は何十作もあって、
一番早いのは沈没した年に製作されたとの事。
本作は、そんな中でも最後の白黒作品と言う代物。
ドキュメンタリー風で、登場人物の誰かを掘り下げた描写はほぼ皆無。
解説には二等航海士を主役に据えたとあるが、それがどの人の事やら。
一方で、演奏を続けたバンドの話や、三等乗客の扱いはキャメロン版を連想させ、
この時点で細かく取材されていた事がわかる。
他船の描写が多いのも本作の特徴。ただし、船体が折れる描写はまだない。
ちなみに、出演者にオナー・ブラックマンと
デビッド・マッカラムと言うスパイ映画系の名前あり。いずれもだいぶ若い時期。
マッカラムは分かりやすい船員役で、
ひっくり返った救命ボートにしがみついてたのに生還する。
ブラックマンはたぶん子連れの奥さん役(違うかも)。
夫と別れてボートに乗ったが、夫含めてどうなったのやら。
コメント
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