旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

旅の装備紹介=裁縫道具

2015年12月28日 | 旅のノウハウ
 旅の装備紹介は私の原案ではあと3回を予定しています。ちょうど今年中に終わる感じです。

 今まで触れてきた装備は基本的に”必要”なものを一工夫してできるだけ荷物を少なくする方向性の物ばかりだったと思います。ここから2回は”持ってて安心”的な装備で必要ではありませんが、持っていると旅先で思わぬところで助けられる装備です。

 今回は裁縫道具。
 写真の裁縫道具は私が旅先にいつも持っていくもので、名刺サイズより少し小さいという事は多分クレジットカードのサイズでできているのだと思います。


 実は100円ショップで見つけた物です。このカード型以外にも小さいポーチに入ったタイプもありました。

 小さすぎて紛失が心配なので、私は歯磨きセットに入れています。

 中身は....。


 5色の糸、針2本、マチ針1本、安全ピン1本、ボタン2つ、ハサミ1本、糸通し1個。

 旅先での衣類の応急修理だけでなく、男性の一人暮らしくらいならこれで充分かもしれないと思う位のものは入っています。

 旅先でボタンが取れてしまった時など、一番困るのはボタンがない事よりも、拾ったボタンを保管する事ですね。むしろ無くなってくれればあきらめもつくのですが落ちたボタンを拾って、ポケットに入れておいたとしても旅を終えるころには何処かへ行ってしまって何となく悲しい。その場でボタンをつけてしまえればそういう悲しい目にも合わずに済みます。ただし、自分でボタン位つけられる”家庭科”の技術を持っている必要はあります。ボタン付けができない場合はとりあえず安全ピンでボタンをどこかに退避させておくこともできます。

 ボタンが取れてしまう以外にもポケットの縫い目がほころんでしまって中身を落とすようになったり、バッグのファスナーが壊れたり、旅が長くなると意外と裁縫道具が欲しくなる場面に遭遇します。長い糸が付いていないので本格的に治すことはできませんが、例えばものが落ちない程度にポケットのほころびをかがるとか、ファスナーが壊れたところを安全ピンで止めるとか、知恵を巡らせればこの100円の裁縫キットは思いのほか役に立つと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿