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旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

出稼ぎ総括

2013年03月06日 | その他
 さて、前回お知らせしたとおり、いよいよ今月からE&G専業に復帰。当たり前に連絡が取れるようになったことを実感していただいている方もおられると思います。ここ数年にわたって手を付けることができなくなっていた事を現在順に再起動しているところです。

 この、旅のうんちくの更新もその中に含まれるます。今月になってから数日。再起動のきっかけを考えていたのですが、結局、ここ数年の”出稼ぎ”生活をまとめてみるのも一区切りとして必要なのではないかと思った次第。なので今回は旅と関係ない話になります。

 思えば生きているといろいろなことがあるわけで、事務所を移転し、大幅に業務形態を変更してすぐに詐欺被害にあい、さらに東日本大震災と続く一連の世の中の流れは自分にとって困難な時であったとともに、ある意味、このくらいの事が無ければ約15年ぶりに他の会社、他の業種で働いてみる機会などなかったとも思えるし、あるいは詐欺被害をきっかけに出稼ぎ生活をしていなければ逆に東日本大震災後の不景気を乗り切れなかったかもしれないと考えると、やっぱり神様は存在するんだと思ったりもします。

 普段は海外に出かける、それもバイクで海外を走る事を考える種類の活動的な人たちと”動”な世界で活動している私でしたが、それとは異質な”静”な介護の世界でしばし過ごすこととなったのでありました。
 
 とはいえE&Gでの仕事も並行して行っているわけですから、動と静のパラレルワールドというわけです。

 私自身、介護の仕事に関わるまでは、”力仕事”のイメージであったり、あるいは汚れ仕事のイメージなどなど、本当に漠然としたイメージしか持っていませんでした。そして実際に、体が思い通り動かない方の入浴をお手伝いしたり、トイレのお手伝いをしたり、送迎の車の乗り降りのお手伝いや車椅子での移動など、イメージ通りの仕事は沢山あるわけですが、終日そういった業務を行っているわけではありません。そういった介護職員独特の作業は終日連続して存在するわけではなく、終日連続して発生する作業は”家事”であるという点が少しイメージと違ったところでした。

 朝、掃除機をかけるところから始まって、洗濯ものを干し、昼食やおやつを準備し、洗濯物を畳むという一日の家事の合間に、お年寄りの入浴をお手伝いしたり、送り迎えをしたりという作業が入ってきて、更に空き時間に皆でゲームをして遊んだりする。これを数名のチームでこなすというのが一番正しいイメージだと思います。

 一人暮らしの長かった私にとって、家事はこれといって困難な作業ではありませんし、料理についてはどちらかというと私の趣味の一つですから、以外なほど自分に合った仕事であったというのが働き始めてしばらくしてから気が付いた事実で、そのことが元の予定より長い期間、出稼ぎアルバイトを続けた理由の大きな部分を占めているのかもしれません。

 この2年半ほどの私の生活は、介護職員としての8時間勤務(あるいは夜勤)が週に6日程度あり、その空き時間をE&Gの業務に充てるという充実ぶり。たとえば、朝、5時半に起きて、とりあえず発券期限のチェックをしながら朝食をとって07時には介護の事業所へ。昼休みにE&Gへ戻って発券依頼と支払い、16時までの勤務をこなした後、E&Gへ戻ってメールで来ている申し込みや見積り依頼の対応。夕食を摂って入浴をすませると、1時を回っているような毎日。きっちり8時間の勤務をこなす介護施設での仕事はどちらかというとE&Gの仕事よりも優先順位は高くなっていました。

 出稼ぎアルバイトとはいえ、自分なりに真剣に2年半ほどの間、介護に関わってきたわけですが、私が関わったことで、利用されている方々に良い思いをしていただいたことが少しでもあったのであれば、幸いです。


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