旅のウンチク

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第一回東京トレッキング開催

2009年06月22日 | 旅行一般
第1回の東京トレッキングは非常に残念な事に天候が悪く、朝から雨が降っていました。集合時間の09:30にはほとんど土砂降りに近い雨。午後に向けて回復するという天気予報に希望を繋ぎながら、コンパスの使い方とラリー用のコマ図の読み方の説明にじっくり時間をかけて出発を少し遅らせることにしました。

今回、この企画に参加していただいた方は全部で7人。殆どの方がルートマップを使った事やコンパスを使った事はないようでした。募集用のWebサイトにはあまり詳しく説明を載せていなかったのですが、この企画ではバイクや車のラリーレイドで使用される”コマ図”をルートマップとして使用して、参加の皆さんにルートを解読しながら歩いていただく方法をとっています。ルートブックの中には進行方向をコンパスで指示している個所があるので、ルートブックとコンパスを上手く使い込なしていただく必要があるのです。

一通りの説明を終えて窓の外を見ると雨は激しく降り続いています。このまま待っても止みそうにはないので、雨の中をスタートする事にしました。クジ引きで3組に別れていただいて5分置きにスタートしていただきます。

今回用意したルートは、E&Gをスタートして、小石川後楽園、こんにゃく閻魔、湯島神社、不忍池、アメ横、神田明神、湯島聖堂、皇居横を通って最終的には日比谷公園に到着する、千代田区、文京区、台東区の3区にまたがる約10kmのルートですが、ラリー用ルートマップは必要最低限の分岐が記載されているだけなので、多くの場合、目の前に辿りつくまで目的地は具体的にはわかりません。

出発直後には、ルートマップの使い方の感覚が捕めなかったのか、少しルートから外れたチームも有りましたが、途中からは取り扱い方にも慣れ、コロッケを買って食べてみたり、お気に入りの喫茶店に立寄ってみたり、あいにくの天候にも負けず、それぞれの楽しみ方で東京散歩を楽しんでおられたようでした。

小石川後楽園で、都会のど真中にある思いのほか広大な緑あふれる庭園に驚き、ビルの谷間にひっそり設置された案内板で”日本の喫茶店発祥の地”(写真参照)を発見したり、東京の知らなかった一面を知る機会の一つとなったのであれば幸いです。

ラリーマップを使って、解読に少し頭を捻り、一体どこへむかうのか少し不安のまま進行する”楽しみ”を今度は皆さんも味わってみませんか。次回は7月26日開催を予定しています。
東京トレッキング

もちろん、第1回とは全くの別コースをご用意しますので、第1回参加者の方も、また迷う事ができます。


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