旅のウンチク

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旅の装備紹介=カメラとバッグ

2015年12月30日 | 旅のノウハウ
 今までは装備をいかにシンプルに軽快にまとめるかの話が中心でしたが、今回だけは重装備の話。カメラです。

 私のカメラは年々数を増やしていて今は3台のカメラを持って歩いています。
 最初はコンパクトカメラ1台、ペンタックスのWG-10。水中撮影もこなせる防水性はスーパーカブで旅するタイ北部でいつでも取り出せるように用意しておくにはとても安心できる性能で、それまではコンパクトデジカメをジップロックに入れて使っていたのが一気にシンプルになりました。このカメラは気を使わなくてよいのが魅力で、現地ではシャツの胸ポケットに放り込んであります。スーパーカブはクラッチがないので運転中でも左手が使えます。だから、時々左手でカメラを取り出して走行中の写真を撮ったり、バックミラーに液晶画面を反射させて構図を決め、後続車の写真を撮ったりしています。

 次に現地で知り合った人にその場で写真を渡せるように加えたのがポラロイドZ2300。現地の人々の写真を撮らせてもらうのは結構気を遣う面があるのですが、ポラロイドはそんな時にも意外と役に立ちます。写真を撮ってプリントして渡せば、”私も撮って”と言ってくれる事もあります。本当の旅企画のコンセプトの一つは現地の人達との交流にあります。お客様の中には積極的にコミュニケーションをとって交流を深めておられる姿を見かけることもありますのでそんな時に活躍するのがポラロイド。

 最後が今年加わったデジタル一眼レフ、ペンタックスのK-50。カメラに気を遣うのが嫌だったので本格的なカメラを避けていたのですがK50は一応防水、防塵となっていて少しラフな気持でも使えそうなので装備に加わりました。スーパーカブで走行中以外の写真は今年からほぼ全てK50で撮っています。いつかいい写真が撮れると信じて....。

 フィルムカメラの時代と違ってフィルムを持たなくてよい分荷物は少ないのですがバッテリーの予備を忘れないようにしなければなりません。出発前には各カメラのバッテリー充電が欠かせない儀式。旅先で必ず充電できるとは限らないので、私は十分な予備バッテリーを持つようにして、充電器は持ちません。

 これだけの物を持つとなるとやっぱり工夫が必要です。K50は防水とはいえWG10のような完全防水ではないのでやはり雨対策は必要。そこで、カメラ用のバッグが必要になります。


 私が今年のタイ&ラオス路線バスの旅で使っていたのは写真のカメラバッグ。先日紹介したカリマーのバックパック以外にもう一つバッグを持っていたわけです。

 小型のショルダーバッグに衝撃を吸収するパッドが入ったインナーバッグが入っている構成のバッグなので、ちょうど合うサイズの強化ビニールの防水バッグをインナーバッグに被せることで防水カメラバッグとして使っていました。


 偶然サイズが合ったのはThe Friendly Swedeのドライバッグ5リットルのものがピッタリ。安価な製品なので少し心配ではありますが今のところカヌーのツアーで使っても中に水が入ったことはありません。

 K50の望遠レンズを持っていたのでこのバッグに入るのは一眼レフだけだったのですが、旅先で望遠レンズはほぼ使わないことが判ったので今は交換用レンズを入れるスペースにポラロイドが収まっています。WG10はポケットに入れているのでこれでカメラ3台が収容できます。

 11月のスーパーカブで旅するタイ北部の出発当日、ショルダーバッグを除外して防水バッグだけにするとカリマーのバックパックに収まる事を発見。防水バッグにストラップをつけてショルダーにできるようにして、航空機移動では機内持ち込み用バッグとして使い、現地でも防水バッグをショルダーバッグ代わりにして。使うように変更しました。
 
 カメラを含めて電子機器の持ち歩きは頭を悩ます問題ですが、常に防水、防塵に気を使ったパッキングを心がけておけば、電子機器への心配が行動をスポイルする事を防ぐことができると思います。


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