海辺の町から

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大人になろうと思った。

2023-04-13 17:05:04 | 日記

  昨日今日と黄砂が観測されています


  独り食料を求め(笑)


  そら豆も大きくなって来ました


昨日義母サヨコさんが入所している施設から連絡が入った。
食欲はいつもの半分に減り下半身に浮腫みが出ていると。
97歳という年齢の割には食欲も旺盛で元気にしていたけれど
体調の変化が気になった かかりつけ医が大きな病院の受け入れが整ったら
看て頂くと言うことで緊急性の無いことを知り安堵した。

連絡を受けもしもの事を考え夫の妹たちへの連絡や息子達へサヨコさんの近況を知らせ
取り敢えず喪服を用意していつでもその時のために慌てないようにと準備をしていた。

今日食欲が7割方戻っているとの話にフアーと気が抜けたようになり
緊張していたのか重苦しかった気持ちが軽くなった。
明朝病院で施設から来るサヨコさんと久し振りの面会となる。
寝たきりに成ってしまったけれど認知は進んでいないだろうか
覚えてくれているだろうかと。

気性の強い義母に幾度となく辛い思いをした事がある。
今でこそ若い人達の意見を取り入れるように成ったけれど
当時は未だ未だ封建的な考えが色濃く残る社会 大家族の中で序列は一番隅
にあり 想像だにしなかった生活が待っていた 知らなかったから来られたのだと
「**さんにはようしてもろた」と話していたが
もう責めるのは止めて 大人になろうと思った。

大休止としよう

2023-04-11 13:15:45 | 日記

  曇の多い朝


  竹林はあってもイノシシの餌となり 友人から初物の筍を戴いた


カーテンを押しのける心地よい風を受けながらまどろんでいる。
スピッスピッスピッと裏山からの囀りに呼応するようホケキョと鳴いている。 
今日も長閑だ。

慌ただしかった布海苔採りも次の大潮が来るまで一休み。
孫達の加勢もあって今年は楽をしている。
幼かった記憶が鮮明だけに月日の流れはこうも大きくしたのかと感慨深い。

山で鍛えた足も今では過去の物となり 岩の上で右足の次に左足を出せないモドカシサがある。
筋力の低下は否めず若いと自負していたが岩の上でへばり付く様は滑稽だ。
誰も見ていないのが救いでもう今年が最後と思いながらここ数年頑張って来たけれど
一人置かれた海で自身の老いを見つめている。

二晩寝ても回復とは程遠くなった体力 孫の足取りは軽く力強くなっていると実感
次の時代が来たのだと老兵は去りゆくのみを知る。
次の大潮まで気力も体力も充実させようと乾いた布海苔を取り込みながら
大休止としよう。

安あがりな人間

2023-04-06 11:18:28 | 日記

  南風が強く


  波が3メートルと予報が出ている


  今日の収穫物


イタドリが殊の外美味しい 先日採っていたイタドリを食べてしまい又食べたくなった。
今日は一日雨 雨の切れ間をぬって小一時間出掛けてきた。
ゴォーと打ち寄せる波の音を聞きながらお目当てのイタドリを探している。
今まで見向きもしなかったのに美味しさを知ってから草の中からニョキッと顔を出しているイタドリに
ニンマリとして ポン!と澄んだ音に快感を覚えている。
何処からともなく聞こえる蛙の鳴き声 我が家の蛙も小さな身体にしては大きな鳴き声で鳴いていた。
聞こえる蛙の鳴き声は更に大きく あのウシガエルだろうか。

小止みの中誰も歩いている人もいない。
こんな日はジッと静かにしていたら良いものを海岸線を歩き想像を巡らせながら
天変地異が起きたときには生き残れるかも知れないと。 
順応しやすい安あがりな人間になって来た。

原点は育った白河にあるのかも知れない。 
会社勤めをしていた父は春には山菜を秋にはキノコを採りに甲子高原の方まで出掛けていた。
たまに一緒に出掛けタラの芽やツクシにゼンマイわらびと当時は美味しいとも思わなかったけれど
今頃になって山菜が無性に食べたくなった 懐かしさが思わせるのか。

海辺の町の人達は山菜を余り食べないようだ 夫も食べない。
山菜を提供される旅には行きたがらず肉料理に新鮮な魚に限るようだ。
食べ物の好みが全く違った者同士 細く長く生きながらえるのは私かも知れない。


選挙は他人事?

2023-04-05 08:54:53 | 日記

  曇り空の中街まで出掛けた 養殖筏の先には原発がある


  海岸線沿いに一塊になって咲いていた花に思わず車を止めた


統一地方選挙前半戦の県議会選挙が当地でも行われる。
静かな海辺の町大票田へ候補者は繰り出すが昨日初めて新人候補が船でやって来た。
世襲の候補者である。
票の少ない地域に足を運ぶのは時間の無駄なのか 少ない票など当てにしていない
と言ったところが本音だろう。
況してや国政選挙に成ると誰一人来ない県議選ですらこの状態なので
遠隔地は取り残されて行くのだろう 少数意見など聞きたがらないのか悲しいけれど此が現実。

保守王国と言われてきた当県任期中に80歳を超える候補者 11期も続ける候補者と
様々であるが地盤は堅い 馴れ合いの政治には新鮮味も無く世代交代が急がれるのだが。
淀む水には芥溜まると言うではないか。

投票所に最初に入場した有権者「零票確認」が注目を集めているらしい。
そう言えば何時も一番乗りをしていた方が施設に入られ偶々一番乗りした私は「零票確認」をした。
一番乗りは名前が記され何年かは保存されていたのか。

投票率の低下に躍起になっているが過疎地に住む者に取っては当然としか言い様がない。
投票所は次々に閉鎖され地域を切り捨て4~5㎞先の投票所に交通手段を持たなくなった人達に
投票を呼びかけ投票率が下がったと嘆いているのは本末転倒。
誰もが投票しやすい環境作り考えるべきである。

選挙は他人事と言った人を作らないために。






バイバーイが聞こえない

2023-04-02 16:22:12 | 日記

  春霞の中女の子の孫と海岸線に生えているイタドリを採りに


  太くて美味しそうなイタドリ(東北で育った私はスカンポと言っていた)


  春に6年生になった孫男子 3月生まれ孫希望の品 フットサル用のシューズが届いた。

静まりかえっていた海辺の町も強さを増した光と共に忙しい季節がやって来た。
4月解禁のテングサに布海苔 足の悪い夫はイチヌケテ その穴埋めをするように
息子家族がやって来た。
もう止めようかと思いながら又今年も船に乗る。
欲が勝ると身体は元気なようで まだ若いつもりでいる。
潮の引かない磯を躊躇する孫を背負いながら。

春休みを利用してキャンプから帰ったばかりの息子家族
サッカーを始めたばかりの孫男子を残して一足先にやって来た。
孫男子は一人サッカーが済んでからやって来るという。
夫にバス停まで迎えを頼み4人で出掛けたが冬の暖かさが海藻の生長を遅らせている。
波も出て来たので敢え無く退散 手作り弁当を浜辺で広げてお花見気分
美味しいと言ってくれる孫娘の言葉に年甲斐も無く照れている。

今日も泊まりたいと拗ねていたけれど明日は波が出るようで塾もあるそうな
「いつでも来て良いのよ 好きなもの沢山用意して置くからね」って
何時もの元気なバイバーイが聞こえなかった。