海辺の町から

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続6 義母サヨコさん

2021-06-27 12:17:15 | 日記

  西の方から明るくなってきなした


  桟橋の下を覗いていたらコブダイがフジツボやコカイや真牡蠣を食べていました


  切られても切られても蔓延る朝顔にモントブレモア


コロナ禍施設に入所している義母サヨコさんとの面会が今まで叶わず
昨日久し振りに面会可能となったサヨコさんを訪ねた。
「お義母さん元気にしてましたか 私***よ分かります?」
「分かりません」と 施設の人からマスクを外されてみられてはと
マスクを外しても頭を捻っています。
「私・・・のお嫁さんの***よ」「ああー」と言って
両の手を合わせご免なさいというように頭を下げています。
「会いたかったァ-」と涙する顔を見ていると
誰にも会えず寂しかったのでしょう
本人はコロナを理解しているとは思えず何故訪ねてくれないのか
思っていたことでしょう。
連れて帰ってあげたいけれど ショートステイを利用して連れ帰る度
夜中の徘徊で圧迫骨折すること何度となく加えて大腿骨骨折をして
手術入退院の繰り返しで遂には寝たきり状態になってしまったのです。
杖をつく夫に協力を仰ぐのは無理があり
結局私が全てを担うことにはもう限界です。
サヨコさんの思いを酌んであげたい気持ちはあっても
現実は共倒れするのが目に見えている気がします。
コロナの拡がりは家族との距離を遠ざけています。
10分間という短い時間に認知症の入るサヨコさんに理解して貰うことから
始めないと前に進めないので酷な10分間です。
義母を我が身に置き換えたとき切なく辛い物に感じました。
家族の中で余生を送れることの幸せを感じながら
「又近いうちに来るからね元気でいてね」 手を握ってあげ
帰りたいというサヨコさんの言葉を胸にしまって施設を後にしました。

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