海辺の町から

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散歩道

2024-01-08 12:38:29 | 日記

  寒い朝だった
 

  波の音を聞きながら


  歩いていると頭上にイノシシの仕業か石が辛うじて蔓で止まっている 落とそうと石を投げるも届かない
  棒で何とかしなければと


  当地は白亜紀時代の地層とか


  いよかんか橙か採る人もない


  朝と違って日が昇り暖かく感じるが相変わらず風は強い


1月7日
年明けて家籠りした数日で足の衰えはてきめん 甘やかすことは老いに直結していると実感。
用心棒にと夫を誘うもツレナイ返事。

風の強い朝遮る物のない海岸線 風をまともに受けて前傾姿勢で山道に入る。
風に舞う木の葉に動物の気配を感じたり足もとには野菊が咲き香りの先に枇杷があった。

あちこち見廻しながら白亜紀時代の四万十帯地層が見え山道を縦断するけもの道は岩肌が露出していた。
独り占めした空間 大地は時として悪さをし悲しみを置いていく。
空を仰ぎながら昔訪ねた能登に想いをはせている。

当地は海抜7~8Mの地 複雑に入り組んだリアス式海岸が想定外のうねりを起すのではと
度重なる災いに他人事では無いことを感じている。

峠に辿り着く頃には薄らと汗をかき羽織っていたものを腰に巻いてユックリと下った。
頭上の太陽に急かされて 誰一人として出会わなかった1時間半の散歩道。