長閑な日本にいても
思いはガザでありウクライナである
1948年イスラエル建国以来ユダヤ人は過去2000年にわたり離散状態の中で生きて来たが
以降パレスチナ人を追いやってパレスチナの地に住み着いた。
ユダヤ人を支えていたのはユダヤ教でありパレスチナの地を「イスラエルの地」との思いであった。
旧約聖書によれば神がユダヤ人に与えた「約束の地」であるという。
ユダヤ人はヨーロッパキリスト教社会の中にあって迫害に苦しんでいた。
ナチスによるホロコーストが其れである。
迫害の歴史を生きて来たユダヤ人は「イスラエルの地」にユダヤ人の国を
再建しようとするシオニズム運動が盛んになってイスラエルを建国した。
しかしイスラエルの地はパレスチナの地でも有りパレスチナ人に取っても故郷である。
イスラエル建国はパレスチナ人に取って難民の始まりになった。
ユダヤ人は旧約聖書に基づいてパレスチナの地をイスラエルの地と主張した。
一方パレスチナ人は過去何十世代にわたり生き続けてきた歴史的事実がある。
大国の後押しを受けたイスラエルは軍事的にも圧倒的に強い。
故郷を追われてヨルダン川西岸とガザに追いやられたパレスチナ人。
抑圧の歴史は何時まで続くのか 難民となった人達の命が失われて逝くのを
何時まで見なければいけないのか 戦いは憎しみの連鎖を生むだけだ。
歴史が知りたくて何度この本を読んだことだろう。