連休中はどこも混雑するんだから出かけていくなんてとんでもない!と言ってましたが、兄から母の施設に来るようにと急に連絡があり結局は相方さんと出かけることになったのでありました。
それにしても連休後半の鹿児島はすごい雨・・・。
やっとコロナも落ち着いて家族で予定をたてていた方は残念だったろうな・・。
オジサンたちの用事は別に雨も関係なく遊びでは無かったのですが、せっかくなので途中の道の駅を3か所も梯子しました。
野菜の苗を買ったり、アヒルだかガチョウだかに追いかけられたり、巨大カブトムシがある道の駅では広場の奥の方に日本庭園とか遊歩道があるのを今更ながら発見したり、まあ、なかなか気持ちの良い時間を過ごせましたね。
さて施設に着くと兄はまだ来ていなかったので先に母と面会しておこうと思い、いつものように外側に廻ろうとすると、職員の方から「今日は中で会っても良いですよ」と言われる。
え・・?、それはありがたいことではあるのだけれど、あれだけ厳しかった面会謝絶も解除になるときにはこれと言った根拠もないままに突然なんだなあと思うのでありました。
入口にあるソファに向かい合って座って3年ぶりに対面で話す。
残念ながら私の名前は直ぐには出てこなかったけれども、ちゃんと息子とわかってくれていたので良かった。
なんなら実の娘ではない相方さんの方がしっかりわかっている感じです。
直ぐに兄もやってきたので4人でゆっくりと話すことができました。
相変わらず母は「父の死」の記憶だけを自ら消してしまったようで、未だに窓の外を見つめては帰らない父を毎日待っているそうです。
不憫ではありますが、「あのね、お父さんはもういないんだよ」と強く言う必要もなく、「早く帰ってくればいいね」と皆で話を合わせました。
国の制度変更を受けて来週に家族会を開催するそうです。
その後はコロナ前に戻り、部屋での面会も許可されるでしょうから3年ぶりに同じ空間でゆっくりと話をしたり、手を取ったり、食事をしたりしながら、父の分まで時間を取り戻して楽しく過ごせれば良いなあと思ってます。