鹿児島も朝夕はすっかり寒くなってきました。
うちのモコ助はモコモコの全身天然パーマで覆われているので寒さには強いと思うのですが、あまりにもやんかぶって(注:鹿児島弁で毛がボサボサ)しまったのでまた家でトリミングをすることにしました。
今回は奥さんが居なかったので、ブラッシング、シャンプーからカットまで1人で頑張ってみたのであります。
風呂場で自らもずぶぬれになりながらシャンプーした後にドライヤーの強風で一気に乾かし、トリミング台の上で頭部と下半身を軽く釣るします。
嫌がるモコ助の御機嫌をおやつで伺いながら、「いざ」と声をかけてトラ刈りなんか一切気にせずジョキジョキと一気に大胆にカットしていきました。
頭と胴体、後足は自由が効かないので奴も諦めていますが、問題は口が届く前足、特に肉球周りのカットなんです。
何か過去にトラウマがあるのだろうかとも思えるぐらいに嫌がって激しく抵抗するので、二人居る時は一人が「殿中でござるぅ!」とばかりに後ろから羽交い絞めにし、その隙にもう一人が電動バリカンで肉球周りを刈るという作業になるのであります。
残念ながら今回は一人。
無理やり前足を掴んで力業で刈りはじめると、奴はカミツキガメのような勢いでガブッと本気咬みをしてきたので、手首にはくっきりと歯型がついてしまいました。
もう咬傷事件として保健所に通報してやろうかと思うぐらいであります。
双方にらみ合いの後、2,3回咬まれながらもなんとかおかしくないくらいにカットが終わったのでありました。
前に飼っていたゴルーデンのマック君は歯磨きをしようが耳掃除をしようが自ら膝枕に大きな頭を横たえて作業が終わるまでじっと耐えていたものです。
犬はみんなそうなんだろうと思っていたのが大間違いで、嫌なことは嫌と全力で主張して行動するトイプードルのモコ助先生はもし人間だったら出世していたのかも知れないなあと思うオジサンなのでした。
仲直りして散歩へ・・
おまけ:アラブ地方の犬