ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

ダスティンホフマンになれなかったよ・・

2021-02-27 18:07:34 | 健康
 ここ数年で自分の怠慢により奥歯2本を失ったおじさんは、もうこれ以上の犠牲は出してはならぬと固く心に誓い、定期的に歯医者さんでお掃除をしてもらっています。
 今日も愛車のドンマック2号(自転車)にまたがり、さっそうとかかりつけの歯科医に向かいました。
 今では感染症対策として歯医者さんでも体温と酸素濃度を測ります。
 冷たい風を受けながら自転車で飛ばしてきたオジサンは額で測る体温が低すぎるエラーになり、酸素濃度の方も運動後で低めに出てしまいました。
 後の人に順番を譲りしばらく安静にした後の測定で無事合格でした。

 診察台に寝かされお掃除が始まると痛さも殆ど感じず、むしろお姉さんの「はい、開けてください」「閉じてください」というやさしい声がなんとも心地よくて眠ってしまいそうになります。

 突然「あ・・」という小さな声がしたので、「何か?」と聞くと、右上の奥歯の隙間が虫歯になっており、今のうちだったら簡単な治療で終わるのでやりましょうかとのこと。
 
 虫歯治療って何年振りでしょうか?
 子供の頃によく歯医者に連れて行かれ、ドリルで歯を直接削るというあの激しい痛みに加えて神経に響く「キュイーン」という金属音が今もトラウマになっています。

 大人になってから見た「マラソンマン」という映画では椅子に縛り付けられたダスティンホフマンがナチスの歯科医から麻酔もせず執拗に歯を削られるという拷問のシーンがなかなか強烈でしたね。
 まあそういうことで若い頃は少々痛みがあっても歯医者さんにはなかなか足が向きませんでした。

 準備する先生に「痛いですかねぇ?」と聞くと、「そんなに深くないので普通はしませんが・・もし心配なら麻酔を・・」と言われたので、食い気味に「お願いします!」と答えました。
 またその麻酔を歯茎に注射する時にチクチクと痛いので、さらにそのための麻酔を歯茎に塗るという至れり尽くせりの状態で治療してもらいました。

 ダスティンホフマンのように裸足で飛び出して、通りを走って逃げることにならなくて良かったです。

映画「マラソンマン」から



麻酔も無く歯を削られるより、裸で逃げた方が良いさ!

ポツンと一軒家で老後の生き方を考える

2021-02-25 23:28:01 | 日記

 ご隠居さまになってからは録画したテレビ番組を昼間にひとりで見て過ごすことも多くなりました。
 その中で「ポツンと一軒家」も好きな番組のひとつです。
 日本各地の山深いとても不便そうなところに住んでいる人たちが紹介されますが、様々なエピソードがなかなか興味深いです。
 スタッフさんが言葉遣いも丁寧でお年寄りにやさしいのも好感が持てます。

 さて、テレビの番組案内で2月21日の放送は「桜島の見える鹿児島のポツンと一軒家」と紹介されていたのに見逃してしまい「しまった!」と思ったのですが、なんと今は良い時代ですね。
 見逃した番組も後で無料で見られるTVer(ティーバ)というアプリがあるんです。

 さあ、テレビクルーはいつものように番組の始まりからどんどんと細い山道を登っていきます。
 鹿児島なのに雪も積もっており大変な思いをしてやっと行きついた先の一軒家。
 (グーグルマップによると我が家から車で30分の同じ市内でした。)  
 そこに住んでいたのは1人暮らしの83歳のおじいさん。
 
 婿養子に来たおじいさんは奥さんと16年前に死別してからも〒義理の両親が残した山や土地を守るために猫二匹と静かに暮らしているんだとか。
 自分で家を建てたり、野菜を育てたり、山の手入れをしたり、一人でもやることはいっぱいあって毎日が忙しいそうです。
 しかも今は離れ離れに4世帯しかいない集落の自治会長もしており、登ってくる人のために山道の側溝も一人で掃除をしているのだとか。

 昔の人はとにかく心も体も強く、少々の事で泣き言も言わず、いろんな生きる術を知っているのだなあと痛感させられますね。
 こういう先人たちが脈々と今の豊かな日本を作ってきてくださった訳です。

 毎日ダラダラと暮らしている自分だったら、80を過ぎて一人で生きることはおろか、野菜や米を作ったり、杵と臼で餅をついたり、他人のために側溝を掃除したりもできないので、すぐ町に引っ越して少しでも楽な生活を選ぶだろうな。

 妻と「そろそろいつどっちが先に逝ってもおかしくない年になってきたね。」と言う話になり、せめて足腰だけでも鍛えておこうかとタスキと電灯を持って夜のウオーキングに出かけるのでした。

霧島の山々を見ながら歩いた後の温泉が最高だった話

2021-02-23 23:21:25 | 街歩き、ドライブ、旅行


 さあ、鹿児島はもうすっかり春の陽気です。
 本日はリュックにタオルや着替え、飲み物、お弁当などを詰め込んで霧島方面に向かいました。

 霧島連山は近場で、登山にもいろいろなコースもあり良く登っていたのですが、残念ながら新燃岳や硫黄岳の噴火により前のように自由に散策することが難しくなっています。

 今回は登山は諦めて、えびの高原の周囲を軽くハイキングしてきました。
 雲一つ無い青空の下で、緑の木立の中をテクテクと歩くことで心も体もリラックスできます。
 私のように原因が何だか判らない肺炎の治療中の身だといろんな場所でいろんなものを吸い込んでしまうことが心配になるのですが、こういう大自然の環境の中で胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込むと、なんだか肺が浄化されていくような気がします。

 霧島で汗を流した後は、だいたい温泉に入って帰るのがルーティンでした。
 コロナが始まってから温泉は自粛していたのですが、もうそろそろ良いだろうと思い寄って帰ることにします。
 霧島には温泉はそれはいっぱいありますが、夫婦で良く行くのは旅行人山荘というホテルの露天付き大浴場です。

 今日は祝日なのに人が少なかったので、ゆったりと湯船に浸かることができて、まさに「極楽、極楽」という感じでした。
 またホテル自体が霧島山系の高い場所にあるので、露天風呂からは遠く離れた桜島も正面に見ることができます。
 他に誰も居なかったので湯船の中で風を受けながら仁王立ちになり、青い空と遠くに霞む桜島をずっと眺めていたら、ふと「こういうことが幸せなんだよね、今に感謝してしっかり生きていこう」と何だかプラスの気持ちが湧いてきたのでした。

 ふと気が付くと、風呂の真ん中で突っ立っているオジサンが異様だったのか、後ろで露天風呂に入るのを躊躇しているおじいちゃんたちがいたみたいで申し訳なかったです。

 春になったらまた登りに行きます。
 まずは規制されていなくて、手軽に登れる白鳥山くらいから始めますか?
 途中の道路では硫黄臭い蒸気が出ています



 韓国岳、登りたいなあ・・?

 右は鹿児島郷土料理「がね」


 温泉に浸かりながら遠く桜島を望む

 この足、どこに需要があると・・?

 数年前、白鳥山から韓国岳を望む

落ちつける場所

2021-02-20 23:47:00 | ランチ・グルメ


 今日もどこかへ出かけようかなと思っていましたが、妻が朝から鼻水と喉の違和感があると言うので残念ながら中止。
 まあ、熱も無いので、いよいよ花粉アレルギーデビューなのかもしれません。

 せっかくの青空なのに家の中だけでは面白くないので、近場のお店でランチをすることにしました。
 出かけたのは丘の上にある小さなレストランで、最近googleMapで偶然見つけたのですが、1回行ってみたら安い上に雰囲気も味も良かったので良く行くようになりました。

 周りに人家も大きな道路も無い静かな場所で、近くには渓流や大きな滝もあります。
 店内に聞こえるのはマスターが好きらしいジャズ音楽のみ。
 ただ座って目を閉じるだけでほっこりと落ち着ける場所です。

 ここは海鮮料理とカレーの専門店なのですが、良く頼むのは950円のお任せ定食。
 魚のフライ、刺身、煮物、みそ汁などが日替わりで出ますが、とにかく変な味付けをしておらず正統派の優しい味です。
 自家製の手作り味噌で作り、魚の切り身が入った暖かいお味噌汁をすする時には妻と目を合わせて「おいしいね」と呟いてしまいます。
 ごちそうさまの後は窓の外に見える緑の木々と青い空をぼんやりと見つめながら、暫しの幸せを感じることができました。

 最近はマスターも「いつもありがとうございます」と微笑んでくれるようになったので、そろそろ注文の時にカッコつけて「いつものやつを」と言ってみたいのですが、他のお客さんにも同じ挨拶をしてるみたいだし、「は?」と言われたら恥ずかしいので、もうしばらく通ってからにしようと思います。



  「だいぎんりゅう」商売繁盛の花とのこと



 料理が上手く撮れなかったので「ぐるなび」さんから

 近くにある「さえずりの森」

 近くにある龍門の滝(日本の滝百選)



鹿児島だって雪も降る・・火山灰はもっと降る。

2021-02-18 23:33:00 | 日記


 朝起きてカーテンをそっと開けると・・・
 庭が一面、真っ白でした。
 雪だ、雪だ!雪が積もってる。
 鹿児島で雪が積もることって年に1度あるかないかなので、まずは珍しくて家の周りの写真なんかを撮ったりします。

 ちょっと降っただけでも電車やバスは止まるし、殆どの人がチェーンもスタッドレスも持っていないので学校や仕事は休んで良いよというお達しがあったりします。
 寒い地方の人が聞くと「それくらいでぇ?鹿児島弱くねぇ?」という状況になるのです。

 今回の雪はそれほどでもなかったので、妻も普通に仕事に行けましたが、モコ助は朝の散歩に行こうと玄関を出た瞬間にビックリして固まりました。
 「これはなんだろう?お空から何か白い物が落ちてくるよ、とうちゃん。いよいよ終わりが来たの?怖いよ、怖いよ・・」と言ってるような時間が10秒くらい続き、後はいつも通り元気よく普通に飛び出して行ったのでした。

 ちなみに鹿児島では雪よりも桜島の火山灰の方が頻繁に降ってきます。
 旅行に来られた方は見たことがあるかも知れませんが、天気予報に「桜島上空の風向き」という項目があり、今日噴火すれば火山灰はどこどこ方面に降ってきますと解説があります。
 灰の場合は結構降っても交通機関も止まらないし、他県の観光客がびっくりして建物内に避難する中、県民が普通に通りを歩いていたりするのです
 どうだ、鹿児島だって、鹿児島だって、負けていないんだぞ・・(泣)



 ドカ灰が降ると市内はこんな感じになります。