ここ数年で自分の怠慢により奥歯2本を失ったおじさんは、もうこれ以上の犠牲は出してはならぬと固く心に誓い、定期的に歯医者さんでお掃除をしてもらっています。
今日も愛車のドンマック2号(自転車)にまたがり、さっそうとかかりつけの歯科医に向かいました。
今では感染症対策として歯医者さんでも体温と酸素濃度を測ります。
冷たい風を受けながら自転車で飛ばしてきたオジサンは額で測る体温が低すぎるエラーになり、酸素濃度の方も運動後で低めに出てしまいました。
後の人に順番を譲りしばらく安静にした後の測定で無事合格でした。
診察台に寝かされお掃除が始まると痛さも殆ど感じず、むしろお姉さんの「はい、開けてください」「閉じてください」というやさしい声がなんとも心地よくて眠ってしまいそうになります。
突然「あ・・」という小さな声がしたので、「何か?」と聞くと、右上の奥歯の隙間が虫歯になっており、今のうちだったら簡単な治療で終わるのでやりましょうかとのこと。
虫歯治療って何年振りでしょうか?
子供の頃によく歯医者に連れて行かれ、ドリルで歯を直接削るというあの激しい痛みに加えて神経に響く「キュイーン」という金属音が今もトラウマになっています。
大人になってから見た「マラソンマン」という映画では椅子に縛り付けられたダスティンホフマンがナチスの歯科医から麻酔もせず執拗に歯を削られるという拷問のシーンがなかなか強烈でしたね。
まあそういうことで若い頃は少々痛みがあっても歯医者さんにはなかなか足が向きませんでした。
準備する先生に「痛いですかねぇ?」と聞くと、「そんなに深くないので普通はしませんが・・もし心配なら麻酔を・・」と言われたので、食い気味に「お願いします!」と答えました。
またその麻酔を歯茎に注射する時にチクチクと痛いので、さらにそのための麻酔を歯茎に塗るという至れり尽くせりの状態で治療してもらいました。
ダスティンホフマンのように裸足で飛び出して、通りを走って逃げることにならなくて良かったです。
映画「マラソンマン」から
麻酔も無く歯を削られるより、裸で逃げた方が良いさ!