間質性肺炎と診断されてからというもの、検査や薬の長期服薬など日常生活さえも恐る恐るでの5年間でした。
現在はステロイドもゼロになり経過観察の身ではありますが、体力も戻ってきてのんびりと暮らせています。
これまでは急性増悪が怖いのでなるべく無理をしないように心がけていましたが、いつまでも怖がってばかりで何もせず、どこにも行かずではこの先の人生面白くないですよねぇ。😅
なので最近は泊で旅に出かけたり、滝を見るために渓谷まで出かけたり、毎日良く歩く、良く動くことを心がけておるのであります。
相変わらず何かの拍子に急に咳き込んだりはしますが、むしろ体を動かしている時の方が調子がいい感じがする。
なのでそろそろまた山登りに行ってみようかなと思った次第です。
別に専門的な登山をしていた訳ではなくハイキング程度の軽い山が主ですが、山を下りてからの温泉までセットでいつも夫婦で楽しんでいたんですよね。
さてミヤマキリシマが咲き始めたというニュースもあったので先ずは手ごろな白鳥山に登ってみることにしました。
どうせなら晴れた日に行こうと天気予報とにらめっこしますが、これがまた当たらない。
晴れ予報だったのに当日は曇りに変わっていたり、その逆も・・・
これじゃいつまでも行けないし、台風も来そうだし、と言うことで昨日はついに山行きを決行したのでありました。
予報に反してまあまあの天気でございました。
白鳥山はえびの高原池めぐりコースの一部で白紫池、六観音御池、不動池を巡って2時間半で一周できるのですが、残念ながら現在は硫黄山の噴火活動が続いているため途中で引き返さないといけません。
「いつも私の写真はお尻ばかり」と言われますが今回も・・
さあ、出発!
木の階段でできた入り口から急な坂が続き、いきなりハアハアなったけれどもそれは初めだけで、だんだん呼吸も整って体は臨戦態勢に入ります。
頂上付近の瓦礫の山もザックザックと踏みしめて登り、むしろ病気をする前よりも持久力が付いているような感じがする。
これは私が病気をしてから二人して長めのウォーキングを続けているのが功を奏したのかもしれません。
久しぶりのハイキングシューズで小指が痛い・・伊東ゆかりではありません。😆
山道ですれ違うオジサンがいきなり立ち止まって、突然笑顔で花や木の説明を始めたり、展望台で出会った外国人さんが流暢な日本語で「しゃしん、とりましょか?」と撮ってくれたり・・
山では知らない人同士でもなぜか自然とあいさつを交わしたり、会話したりできるのは何故なんでしょうね。
すれ違いざまに突然講義が始まったので直立不動で5分間拝聴する。
外人さんに撮ってもらう。「ハイ、モトワラテクラサ~イ!」
肝心のミヤマキリシマは山の中はまだ早かったかなという感じですが、山を下りて駐車場横に咲いていた花が一番綺麗で皆が写真を撮っておりました。
お店にある足湯に浸かって疲れた足首を揉みながらも、「他の山もきっと大丈夫!」と自信がついて一人ほくそ笑むオジサンなのでした。