家を新築した時に義理の父が目隠しにしなさいとベニカナメモチ(レッドロビン)の苗木をくれました。
妻と二人で家の周囲に植えてから25年余り、立派に我が家の庭を守ってくれていたのですが、昨年の5月頃から妙に落ち葉が目立ち始めました。
春なのにどうしたんだろうと思い、良く観察してみると葉っぱに何やら黒い斑点がポツポツと・・
虫でも付いたんだろうなあと知らぬが仏で放置していたのですが、あれよあれよという間に病気が横にどんどん広がっていってしまいました。
そして秋には殆どの葉が落ちてしまい、隙間風がヒューヒュー通り抜ける情けない状態に・・。
樹木に対する知識も全く無いことに加え、肥料や手入れなどもほとんどしてこなかったことが原因ですが、さすがになんとかしないとと思い、詳しい人がいるであろう近くのシルバー人材センターに電話を入れてみました。
何日たっても来てくれなかったので、再度電話を入れるとやっと二人のおじいちゃんが軽トラに乗ってやってきました。
結論は、「ゴマ斑点病」というカビが原因の病気らしいということで、ここまで広がるとさすがに手の施しようが無いとか・・。
時間がかかったのは知り合いの樹木屋さんに相談をしてくれていたそうで、その専門家が言うには「この病気を治すのはとても難しい。治らないと後でクレームを受けることが多いからあまり関わらない方がいいよ。」と言われたとか・・・
それを言うとはなかなか正直なおじいちゃんです。
専門家が言うのだから諦めるしかないかと思ったのですが、そのおじいちゃんが「普通の病気は枝葉を思いきり剪定してみるのもアリなんだけどねぇ・・」と言って去っていきました。
それを聞いた私は、イチかバチかで侵されていると思われる部分をバッサバッサと滅多切り状態に。
夕方には見事なまでにさっぱりしてしまったのであります。
これが「思い切りの剪定」になるのか、はたまた自ら「最後のとどめ」を刺してしまったのか、今年の春にならないとわかりません。
以前の状態は画像が無かったのでGoogle ストリートから・・