人はみんな物事を自分に有利な方に進めようとし、自分に不利になるようなことは排除しようとする傾向があるようだ。これは当然と言えば当然のことだ。しかし、これが国の政権となると、大きな弊害を産み、時には国の存亡に関わるようになる。
一旦、政権を握ると、多かれ少なかれ、自己の利益になるように動く傾向がある。本人にその意図がなくても、周囲に群がる者たちがそのように動く。韓国では、政権が変わるたびに、前政権の不正が暴かれ、糾弾され、時には投獄されているように、政治の私物化が著しい。
また、政権を自分の各国とも独裁者の出現を防ぎ、円滑な政権交代が行われるように、憲法等で任期を設けている。しかし、中国やロシアでは、任期の規定を変更するという暴挙が罷り通らなど、独裁化する国が増えている。
日本でも、安倍政権時に、自民党総裁の任期が延長されており、よその国のこととは言えなくなって来たようだ。