明後日、長男が婚約者を連れてくる。私の子育てゲームも最終局面を迎える。いろいろな夢を見たし、夢が破れたと思ったこともあった。しかし、私は、夢の話を息子たちに語ったことはなかった。それは、私が勝手に抱いた夢、私の妄想の世界のことだからだ。
卓球の世界大会が開かれている。日本勢は好成績を上げ、雰囲気は盛り上がりを見せる。ついつい深夜までテレビに釘付けとなった。どの選手にも、母親が付いてきて応援を送っている。親子で夢に向けて頑張っている様子が伝わってきて、感動的だ。親の夢を子どもが引き継ぎ、戦っている。幼稚園に上がるか上がらないかの幼い頃からずっと卓球一筋に打ち込んできた親子の姿を見て、凄いと思う。私は、勝手に夢を見ても、夢の実現に向かって子どもを指導し、育て上げるだけの自信も実力もなかっただけの話だ。もし、できるならそうしていただろう。
ただただ息子たちが普通に、人並みの頭脳と運動能力を持ち合わせて育ってくれたこと、勤勉に働く姿勢を身に付けたことに、感謝したい。私はそのどちらも持ち合わせていなかった。どれもこれも中途半端、自信を持てるものが何もないのが残念でならない。気持ちだけはあったが、頭も体も答えてくれなかった。まあ、これが人並みということなのかも思うことで納得しよう。
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