連日、国会中継が行われているが、政府の答弁、どうも当を得ていないような気がしてならない。消費税値上げに、低所得者への減税、どうも夏ごろあるという選挙で、議席を減らしたくないという下心が見え見えだ。本当に財政再建に何が必要なのかということが置き去りにされているような気がする。残るは、票読みと、単なる数字合わせがあるのみ、明確な根拠や緻密な試算を欠いている。国民を馬鹿にするにも程がある。
憲法改正についても、同様で、改正するという言葉ばかりが先走り、現行の憲法で何が不都合なのかという提言もはっきりなされていない。それでいて、3分の2の絶対多数を確保し、緻密な論議を経ずして、だまし討ちのように、好きなように改正してしまおうという意図が見え見えだ。全く国民不在、国会不在で、一部の企業、一部の富裕層に莫大な利益を誘導しようとしている。そして、そのつけは全て国民に負わなくてはならないことになる。これは理不尽だ。選挙前にきちんと判断材料を提供してこそ、民主主義が機能するのだと思う。
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