今日の新規コロナ感染者1004人、重症患者前日より17人減って208人との報道があった。「新規感染者も、重症者も減っているのか、うんうん、それは良かった!」と思ってしまいがちだが、14人死亡の記事と自宅待機者の数を見ると、まだまだ減っているとは喜ぶには早すぎるようだ。良く病床使用率という数字が使われ、感染拡大のステージの判定に使われるが、その中には、自宅待機者は含まれない。自宅で、治療を受けられないまま、誰にも看取られることなく亡くなっているという現状を考えると、日々の報道の在り方にとても疑問を感じる。
ワクチン接種者が増えるに従って、感染しても、軽症で済んでしまうために、新規感染者にカウントされない数も、相当数に上ることだろう。一番怖いのは、ワクチン接種者が感染し、知らず知らずのうちに人にウイルスを移していくことだ。また、市中感染がここまで進んでくると、家族の1人が感染し、それが家庭内感染を引き起こし、一気に爆発的な感染拡大につながり兼ねないということだろう。
今後、衆議院議員総選挙を控え、政策的に、無理を押して、緊急事態宣言解除して、第六次感染拡大の波が押し寄せて来るという気がしてならない。「国民の命と生活を最優先に」という言葉が如何にも空々しく聞こえて来るのは私だけだろうか?