登別から室蘭へ、今日も排気ガスにまみれて走る。
自転車で走らなければ分からないが、道路上はかなり埃っぽい。サングラスをしていないと、眼に埃が入り、かなり疲れる。ヘルメットにサングラス、格好は一人前だが、走りっぷりは今一だ。
事前の計画も、下調べもないので、何も考えずに室蘭に向かう。
「そっから先は行き止まりだって」
地元で散歩中のおじいさんに言われた。私は失礼ながら、おじいさんはもう認知症が始まっているのかと思った。車が次々とその行き止まりに向かって走って行くからだ。
「あの車は何処に行くんですか」
「だから行き止まりに向かってるんだぁ」
意味が分からない。私の目の前には橋が存在している。だが橋の入口を見ると恐ろしいことが判明した。白鳥大橋は、バイクの排気量が125cc以上無いと渡れないのだ。もちろん人も自転車も渡れない。では私はどうすれば良いのか。おじいさんの頭の中では永遠に白鳥大橋は開通しなさそうなので、道路に居た作業着姿のおじさんに聞いてみる。
「ああ長万部方面、戻らなきゃねずっと」
戻ることにした。室蘭で昼食を取ることにして、商店街をふらつく。てんぷらの香りが微かにする。良い油の香りなので入ってみる。『天勝本店』、天丼700円は中々美味なり。地元の人々に愛されている様です。
クリスピーな食感で、ぺろりといけます。
さて、人間進むのは頑張れますが、同じ道を引き返すのは苦痛以外の何者でもありません。
これを見るのも二回目。
さらに道に迷い、ジョギングおじさんと、どこぞの会社の人に道を聞き、ようやく長万部方面へ進行する。
伊達市のスーパーで自炊用食材を購入し、有珠のアルトリ岬キャンプ場に到着する。このキャンプ場、無人の上、客もいない。昨日に引き続き一人だ。
翌朝の岬
近くの海水浴場、この水道きちんと出ます。寒くて誰もいないけど。
さて、この日の夕食と翌日の朝食を紹介します。
夕食1:ウインナとピーマン、舞茸の炒め物、白飯
夕食2:黄色い三連星(ジェットストリームエッグ)
さらにキウイを一個食しました。
朝食1:ウインナと舞茸の卵とじ、白飯
朝食2:しじみの味噌汁。しじみは昨夕購入品ですが、朝まで全部生きていました。
さらにヨーグルトも食す。
どうしても夕食と朝食の食材が被るのが欠点ですが、使い切ることを前提としています。
ちなみに夕方スーパーで買い物をする自転車野郎はやや奇異な目で見られます。それはトイレで水道水を汲んでいると決定的になります。