どんぴ帳

チョモランマな内容

黄金牛

2007-07-01 23:42:15 | 北海道一周(準備編)
 今日は自転車に荷物をフル装備してみた。
 かなり重い。恐らく重量は二十キロはあるだろう。これでもかなり絞り込んだのだが、まだまだ装備を削らなければならないだろう。

 今日の目的地はK埠頭のフェリー乗場だ。片道二十数キロ、最初のフル装備走行には丁度いい距離だ。
 荷物と自分の体重で自転車がどんなバランスになるのかと心配だったが、意外と走りやすい。重心が下がった感じで、平地と下りはむしろ安定感が出たような気さえする。
 しかし上りはそうは行かなかった。想像以上に進まない。いや、とりあえずは進むのだが、空荷の時と比較すると、ギヤを二段分は下げなければならない。だがこれより下のリヤギヤは無い。私に残されているのはフロントギヤ一枚。これは最後の手段で、『歩いているよりはましでしょうギヤ』だ。
 
 実は私も知らなかったのだが、私の自転車のギヤは前3枚×後8枚で24段という構成で、実際に使用するのは前のアウターギヤ1枚×後8枚、前のセンターギヤ1枚×後8枚、前のインナーギヤ×後1枚、合計17段ということになるらしい。


これがフロントギヤ。アウターギヤ、センターギヤ(チェーンが掛かっているギヤ)、そして問題のインナーギヤ(アウターと比較するとかなり小さい)


これがリヤギヤ、八枚きれいに整列しています。チェーンが掛かっているのが直径が一番大きいローギヤ。

 なぜ、前がインナーギヤの時、後は一番直径の大きなローギヤしか使えないのか。それはチェーンの長さが原因となる。前のアウターギヤと後のローギヤの組み合わせで走行する場合、チェーンの長さは最大長になる。これに合わせてチェーンの長さが決まっている。これ以外の組み合わせは、チェーンがどんどん余って行く。余ったチェーンは後ギヤの下にあるテンショナーが頑張るのだが、その限界が前のインナーギヤと後のローギヤの組み合わせだ。


テンショナー(本当にそんな名前かは知らない、でも多分そう)

 ここから後をトップギヤに向かってシフトチェンジすると、さらにチェーンが余る。チェーンの弛みが増すと、チェーンが脱落する危険性が高まるのだ。
 だから前をインナーギヤにした場合は、
「後は極力ローギヤ以外は使用しないで下さい」
 と自転車屋のオヤジさんに言われた。私はこの歳になるまで知りませんでした。つまり昔は気の向くままガシャガシャとテキトーにチェンジしていた記憶があります。無知なり・・・。

 さて、K埠頭からの帰り、気の向くままにテキトーに走っていたら畑の中で牛を発見しました。畑に牛、特に問題の無い組み合わせです。




黄昏モード


ちょっと「すねに傷持つ」男


風呂付の環境です。


風呂は要清掃。

 畑のおじさん(牛二枚目画像後方の白シャツ)に聞きましたが、なぜ牛がここにいるのか、彼はどこの出身なのか、分かりませんでした。
 場所はK埠頭から迷って一時間ほどの畑の中です。