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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

イスラエルにおける民族共生社会の実践と挑戦

2010-10-12 09:32:52 | 情報・イベント紹介
※岡真理さんからの情報を紹介します


[転送・転載歓迎]

みなさま、

京都大学の岡真理です。
夏のあの猛暑が嘘のような毎日ですね、みなさまいかがお過ごしですか。

さて、このたび、イスラエルから、ユダヤ人とパレスチナ人の
民族的共生を実践するNGO「平和のオアシス」前代表の
ドリット・シッピンさんを京都大学にお招きしセミナーを
開催いたします。

「平和のオアシス」はNGOが運営する村で、1970年代初頭、
イスラエルにおけるユダヤ人とパレスチナ人の共生を実践する村
として設立され、以来30年以上にわたり、両者の徹底した完全
平等のもと共生社会を実現してきました。

2008年から2年間、その代表を務められたドリット・シッピンさん
(現在は、同オアシスの合同宗教施設長)から、「平和のオアシス」に
おいて共生がどのような理念に基づき、どのように実践されているのか、
そして、それがイスラエル/パレスチナ紛争においてもつ意義について
お話しいただきます。

コメンテーターは、コリアNGOセンター代表理事の郭辰雄さん
です。侵略の加害の歴史をもった者たちとその被害者が、過去の
歴史をどのように踏まえながら「共生の未来」を想像/創造して
いくのか、それはこの日本社会に生きるわたくしたち自身の課題
でもあります。みなさんとともに考えたいと思います。

パレスチナ/イスラエル問題、中東問題だけでなく、平和構築、
マイノリティ問題、人権問題、NGO、公共政策、歴史認識、
真実と和解といった諸観点から議論ができると思います。
研究者、学生、市民のみなさまのご来場をお待ち申し上げております。

○資料準備の都合上、事前に参加申し込みをお願いします。
○会場はいつもの地下講義室です。念のため、事前に、キャンパス・
会場までの行き方・地図をかならずご確認ください。
○チラシ、配布にご協力いただければ幸いです。枚数と送付先をご連絡ください。

以下、詳細です。
*************************************************************
シリーズ<パレスチナにおける共生の未来を考える>

[特別セミナー]
Peace is Possible~イスラエルにおける民族共生社会の実践と挑戦~
講師:ドリット・シッピン(「平和のオアシス」前代表)
日時:10月18日(月)18:30~21:30(18:00開場)
会場:京都大学 吉田南キャンパス 人間・環境学研究科棟 地下講義室
  地図 http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/
時計台キャンパスの南側のキャンパスです。
東大路通りに面した西門からお入りください。
(来場される前に地図で会場をかならずご確認ください)

言語:英語・日本語(日本語通訳あり)
資料代:500円
参加申し込み:PJ21kyoto@gmail.com
(準備のための必要上、参加される方は事前にお申し込みください。)

プログラム(予定)
18:30 趣旨説明 岡真理(京都大学大学院人間・環境学研究科)
18:40 解説:「平和のオアシス」について    
吉村季利子(大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程)
19:00 講演:ドリット・シッピン   
Peace is Possible~イスラエルにおける民族共生社会の実践と挑戦~
20:30 休憩
20:40 コメント:郭辰雄(コリアNGOセンター代表理事)
  質疑応答
21:30 終了予定

日本語通訳:種子島美加

<講師プロフィール>
ドリット・シッピン(Dorit Shippin)
平和のオアシス村の指導的メンバー。1984年、同村に移住。
以来、さまざまな管理部門を務め、現在、同村の三宗教合同施設
であるスピリチュアル・センター長。2008、同村代表に選出され、
平和のオアシス初の女性代表として2年間、村長を務めた。

<平和のオアシス>
イスラエルのユダヤ人とイスラエル国籍をもつパレスチナ人が
ともに暮らす、イスラエルで唯一の村。エルサレムとテルアビブ
の中間に位置し、1970年代初頭に近隣の修道院から貸与された
土地に創設された。2003年までにユダヤ人・パレスチナ人が同数の、
およそ50世帯が暮らしている。村民は相互の受容・尊重・協力に
基づいたコミュニティを発展させることで、ユダヤ人とパレスチナ人
の共生が可能であることを証明している。村民によって民主的に管理
・運営され、いかなる政治的組織・活動にも属さず、様々な活動を
通してそのビジョンを具体的に示している。
-----------------------------------------------------------
主催:京都大学大学院 人間・環境学研究科 岡真理研究室(PJ21)
問合せ:PJ21kyoto@gmail.com

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[次回予告]
シリーズ<パレスチナにおける共生の未来を考える>2010年秋の第2弾
特別講演アンナ・バルツァー(ユダヤ人米国人人権活動家)講演会
「パレスチナにおける平和と人権~アンナ・バルツァーの見た占領~」
(日本語通訳あり)
11月16日(火) 同会場にて (資料代:1000円)
事前申し込み制:申し込み先anna.in.kyoto@gmail.com
問合せ:anna.in.kyoto@gmail.com
主催:京都大学大学院 人間・環境学研究科 岡真理研究室(PJ21)
同 法学研究科 Tina Ottman
============================================================

以上

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1 コメント

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続報です (管理者)
2010-10-15 07:44:58
岡さんより続報です


同セミナーの案内が、Asahi中東マガジンに掲載されました。
今日はそのご報告と、同マガジンのご紹介です。

Asahi 中東マガジンは、ながらく中東特派員を務め、現在は、エジプトのアレキサンドリアに駐在して、
中東報道を精力的におこなっている朝日新聞の川上泰徳編集委員が編集・発行しているネット・
マガジンです。http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/

その編集人メモというコーナーで、日本における中東関連の催しが適宜、紹介されています。
特筆すべき点は、写真をはじめ可能なかぎり詳細な関連情報があわせてアップされていることです。
それによって、単なるイヴェント情報にとどまらず、その告知記事を読むことを通して、中東についての
理解が涵養され、深まるよう編集されていることです。

今度の京大でのセミナーもそこで紹介されています。メールでの案内文ではご紹介できなかった
「平和のオアシス」の写真や、同NGOの活動の詳細をアップしていただきました。
よかったら、みなさん、ぜひ、ご一読ください。
セミナーに参加できない方も、「平和のオアシス」の活動の一端が具体的にお分かりいただけると
思います。
http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/editor/2010101100006.html?page=3

なお、ドリット・シッピンさんのお話、関西では、18日の京大セミナーのほかに、
以下の2箇所でも開催されます。

◎阪大セミナー 
 明日15日(金)16:30-18:00 大阪大学豊中キャンパス
 国際公共政策研究科6階 会議室、
 参加費無料、発表英語(日本語の要約あり)
 問い合わせ:同研究科 河村研究室 kawamura@osipp.osaka-u.ac.jp

◎アムネスティ・シンポジウム 
 17日(日)15:15-18:00 TKP大阪梅田ビジネスセンター 2F ホール2A
 主催:アムネスティ・インターナショナル日本 グループ95(関西)
 参加費:200円、英語・日本語(通訳なし)
 問い合わせ:amnesty.grp95@gmail.com / 072-258-3560

18日は都合悪いという方、京都はちょっと遠いという方、3時間は長すぎる(笑)という方は、
こちらへどうぞ。ただし、いずれも遂次の日本語通訳はつかないようですのでご注意ください。
(京大セミナーは遂次通訳があります。)

京大セミナー 18日(月)18:30~
定員にはじゅうぶん余裕があります。申し込みは必須ではありませんが、資料準備の都合上、
参加される方は、できれば事前にお申し込みいただけるとありがたいです。
PJ21kyoto@gmail.com

岡 真理

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