ジュール一家が中国に旅立った

お隣さん５年のお付き合いであったジュール一家が先週の金曜日中国に旅立った。奥さんはカウンセラーで日本に来ていた子供や家族の相談係である。中国も経済発展に伴い英語圏の人々が住んでいると言う。中国政府はこの人達をケアするためにカウンセラーを募集し、奥さんも若いうちに多くの国を観察したいとの希望で応募して採用となったようだ。奥さんはオーストラリア人で父親や兄弟はお医者さん一家で広い家で育ったと言う。日本に来てからは狭いマンション、子供達が成長するにつれて高くて狭いマンションに不満が募り始めたと言う。そして中国政府が出した条件は広い家と破格の待遇であったと聞いた。日本人もアジアの国に赴任すると広い家とメードさん運転手付きの車の生活である。そして日本に帰ると正反対の生活に戻りストレスが溜まると言う。私も縁があって東南アジアやヨーロッパ、アメリカを訪問したがあまりの違いに驚くことがあった。お金ではない人間としてゆったり過ごせる生活環境が整っていた。狭い土地に人が多過ぎる。そして生活の物価も高い。私の住んでいる麻布十番も表面は派手であるが人々の顔に人間としての優しさが感じられない。ジュール一家が中国で楽しい豊かな生活をすることを祈りたい。