ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

自分が感じた面白い、かつ、怒りの話題を提供します。
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逃げ足の速い人、遅い人

2007-07-23 | Weblog
子供の頃、学校の帰り道に甘柿の木があった。他所のうちの木である。皆んなお腹がすいているので5~6人猿のように木に登り甘柿の泥棒である。「こら~!」その家の人が飛び出してくる。全員柿木から転げ落ちるように地面に降り一目散に逃げ出す。足の速い人は逃げ切るが遅い人は捕まってしまう。そして「何処の家のガキだ!」聞かれるが親に知れたら怒られる。黙っていると大説教である。しかし、説教も長く続かない。「落ちて怪我でもしたら心配である」と言って「食べたい時は言ってくれ!」と諭されて開放された。小さい頃のやんちゃ坊主の思いでである。我が家も農家、夏なるとトウモロコシやジャガイモなど町から遊びに来た子供達に盗まれた。しかし、親父は腹が減ったのであろうと怒らなかった。むしろ泥棒の経験のある我々は許さないなどと怒ったものである。いたずら心でやったことは大目に見ていたようだ。
ところが最近サクランボや果物を大量に泥棒する大人があちこちで横行している。
話を聞くとプロではないか、つまり収穫時を知っている人が夜陰に紛れて盗んでいるという。農家の人が一年手塩に掛けて育てた果物を盗むなど許せるものでない。
こんなして得た金はその人の生活を豊かにするであろうか?
このような事例は会社にも発生している。難しい仕事が起きるといち早く逃げる人、逃げ遅れてつかまりその仕事をやらなければならなくなる人人間模様が見えてくる。私はどっちかと言うと前職時代は逃げるまもなく、他部署の仕事もやらされた。誰かがやらなければならない仕事であれば逃げても何も得られない。困難な仕事取り組んでこそノウハウや人脈が得られる。今では吹けば飛ぶような小さい会社の経営者、逃げれないし逃げる場所もない。
勤め人で困難を避けて通る人は経営者になり得ない。独立したというもののフリーターの一人会社である。言葉の使い方さえ解っていない。

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