ドミンゴ(土民子)のわくわくランド

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古典を開く・経営を拓く!

2006-07-26 | Weblog
WEDGE(ウェッジ)の8月号に 船橋晴雄氏の記事が載っている。

表題のページである。 今回は江戸期の豪商 三井家の家訓である。

この時期の豪商は 鴻池家、住友家そして三井家がトップスリー!

三井高治氏が書いた「商売記」を開き、一番面白いことを紹介していた。

新参者の三井の成功に対する同業者の嫉視、反発、村八分、営業妨害などの動き

で、彼らは三井の台所先に借家の共同雪隠を作って糞尿が流れ込むように仕掛けた

り、浪人者を集めて店に矢文を投げ込み、店を畳まなければ火矢を放って手代丁稚

共を皆殺しにするぞと脅迫したりした、生々しい有様が記されていると言う。

このような卑劣なことに加担した商家は、一軒たりとも今日まで残っていない。

真の「実業」を成し遂げるには誠実さが不可欠であろう。

三井家の家訓では「顧客第一」を基本にすえて商売に励んだので今、こうして生き

残っているようだ!

最近、顧客を無視した商売をしている企業は 果たして将来生き残れるだろうか?

パロマ工業の謝罪会見、トヨタのクレーム隠しの記者会見を見て、その感を一層強

くした。

創業者 三井高利のエピソードをまとめた「商売記」には 不況を言い訳にせず

投機的な投資を戒め、商売の王道にまい進することの大切さが説かれている。

夏休み中、評論ではなく 自分の商売のやり方を総括し 反省してみたい!
 

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