読書感想文

ただただ読書記録。

おれはねこだぜ

2008-08-07 22:18:05 | 読書感想文
おれはねこだぜ
佐野洋子:作・絵
講談社 1993 佐野洋子の絵本 6


これは恐ろしい、地獄絵図だ。

「おれはねこだぜ」と言いながらも、逃げずにはいられない、
しっかりと相手を見ることさえもできず、目をつぶって逃げるしかない。

恐ろしい、食い物の恨み…食い物というか、食われ物の恨みか?

しかし、おれはねこで、私は人間だ。
食わずには生きていられないのだ。




「こんやは ひさしぶりに,さばでも くうか。」


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Wikipedia 佐野洋子

過去の感想文
100万回生きたねこ 佐野洋子の絵本 1
わたしクリスマスツリー 佐野洋子の絵本 2
空とぶライオン 佐野洋子の絵本 3
おじさんのかさ 佐野洋子の絵本 4
おぼえていろよおおきな木 佐野洋子の絵本 5

いち

2008-08-07 21:37:23 | 読書感想文
いち
谷川俊太郎:詩 佐野洋子:絵
国土社 1987 しのえほん 6


詩はやっぱり、黙読するより、音読しないとなぁ。
しかし、なかなか電車の中で音読するのは難しいです。

結局、脳内音読。
それは黙読と変わらないのでは…。

まあ、頭の中で音を出して読んでみるだけでも、大分違うんじゃないかなぁ…と、勝手に思って読んでいました。




ねえかみさま
わたしをきらいにならないで


関連リンク
Wikipedia
谷川俊太郎
佐野洋子

過去の感想文
うみのにじ しのえほん 7

あっちの豚こっちの豚

2008-08-07 21:24:23 | 読書感想文
あっちの豚こっちの豚
佐野洋子:作 広瀬弦:絵
小峰書店 1987


幸せは、自分で手に入れるからこそ幸せなのであって、誰かに与えられるものではない。
押しつけられる幸せなんて、迷惑なだけ。

やるなら脳みその中身からすべてやってくれ。
中途半端じゃ、幸せも不幸になってしまう。

だけど…子どもはかわいいのです。




「ウーム」豚はもう一どいいました。


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Wikpedia 佐野洋子

いたいいたいはとんでいけ

2008-08-07 20:56:56 | 読書感想文
いたいいたいはとんでいけ
松谷みよ子:文 佐野洋子:え
偕成社 1977 松谷みよ子 あかちゃんのわらべうた 2


「くっしょんにしょ」ってところが、あたしい時代のわらべ歌だなと感じさせます。
といっても、出版は1977年で、私まだ生まれてないんですけどね。

あかちゃんにしては、この女の子、ちょっとセクシー系ね。




ほい ほい ほい
いたい いたいは
こっちへ こい


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Wikipedia
松谷みよ子
佐野洋子

あ・い・た・く・て

2008-08-07 20:36:00 | 読書感想文
あ・い・た・く・て
工藤直子:詩 佐野洋子:絵
大日本図書 1991 小さい詩集


まずは自分から。
それから人に目を向け、さらに周りの風景に目を向ける。

そして、猫に気付き、出会う。

じぶんにあう、ひとにあう、風景にあう、猫にあう。
この順番。

最後に、猫にあうってところが面白い。
やはり、人生に猫は欠かせないのでしょうか。




猫よ おまえは
とても猫らしく すわっている


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工藤直子
佐野洋子

嘘ばっか

2008-08-07 20:08:41 | 読書感想文
嘘ばっか
佐野洋子
マガジンハウス 1992


さもありそうな話だ…と見るのか、それとも、
ひねくれた見かたをしやがって…と見るのか。

誰もが知っている話だからこそできる遊び。

だけど、知らない話もいくつかあるんですよね。
名前は知ってるけど、ちゃんと読んだことがないとか。

知らないことで楽しめないのは勿体無いなぁ。




「音楽はきらいなの?」


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Wikipedia 佐野洋子

あの日の音だよおばあちゃん

2008-08-07 14:19:02 | 読書感想文
あの日の音だよおばあちゃん
佐野洋子:作・絵
フレーベル館 1982 フレーベル幼年童話文庫 20


天才だからこそ、できないこともある。
なんでもできちゃうからこそ、できないこともある。

凡人であれ、天才であれ、自分にあった生活をするのが一番ですよ。

まずは探そう。
自分にあった生活を、探し当てよう。




 そして、くろねこは くるりと まどの ほうを 向いて
まっくらな 外を 見ています。


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Wikipedia 佐野洋子