数年前、どこからか種が流れてきたのだろう。
駐車場の端に黄色いきれいな花が咲いた。
直径5cmほど、黄花コスモスに似た花で、ハルシャギクだと思っていた。
ロゼット状で冬を越し、年々増えるのが楽しみだった。
それが、栽培してはならない「オオキンケイギク」だとわかったのは、つい昨日のこと。
花は、まあキレイだし、長く次々に咲くし、仏花にも利用していたんで、少々ショックを受けた。
オオキンケイギクは、北アメリカ原産の帰化植物で、ワイルドフラワーとして販売・利用されたらしい。
ところが繁殖力が旺盛すぎ、どこでも増えに増え、河原などで日本固有の植物を駆逐するに至ったのだとか。
で、平成18年2月に環境省が「特定外来生物」に指定。
栽培、補完、運搬、輸入、植栽が禁止された。
違反した場合には罰則もある。
個人の場合は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金!
法人なら、1億円以下の罰金!なんだとか。
こりゃ大変!!
「知りませんでした」じゃ済まされない。
そろそろ種ができかかっているから、処分するならぐずぐずしてはいられない。
有毒でないだけましだと思って、ゴミ袋に詰め込むことにしよう。
さて、もうひとつ、小癪な輩を登場させよう。
ゴマダラカミキリの幼虫「テッポウムシ」だ。
これがバラの根元から下に向かって食い進むと、株が枯れてしまうことが多い。
たいていは、あまり高くない場所に産卵するらしい。
今までは、根元に近い部分への産卵が多かった。
株元から下へ向かって食害したせいで、バラもモミジも白樺も、何本枯れたことだろう。
今回のように枝の途中に被害を見つけたのは初めてだ。
水平に誘引した枝の中ほどから、枝の先端に向かって食害したようだ。
だから、枝1本の被害で済んだ。
株元におが屑状のものが、テッポウムシの被害のサイン。
ただ、幼虫が幹に入った穴が見つからないことが多い。
穴が見つかれば、針金をつっこんで、ガシガシやって幼虫を退治する。
あるいは、先のとがったハサミで、幼虫を見つけるまで、とことん幹を切り裂く。
幼虫が食害したあとは、幹がブカブカになっているから、比較的簡単にできるはず。
でも、どちらもできないこともある。
むしろ、どちらもできないことの方が多いかも。
神様、どうか、この世からゴマダラカミキリを消去してくださいませ。
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