清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

留学-7:オリエンテーリング(03.09.22、23)

2005-02-17 | 清華大学
どこのMBAプログラムにもFieldworkとセットで「オリエンテーリング」という活動が授業が始まる前に執り行われる。

これはグループにわかれて様々な活動やゲームを通してチームワークの重要性を知ると同時に各個人の能力を観察するという目的がある。

野外でのFieldworkで中国語の騒音と騒音を発することの出来ない孤独感の中で清華大学MBAデビューを果たしていた自分は、このオリエンテーションではさすがに英語になるだろう、クラスメートともっと交流出来るだろうとの淡い期待を抱いていた。

15名(外国人は自分と韓国人1名)ほどのグループに分かれて行った主な活動は以下のようなものだった。

1.2人組みに分かれて相手の情報を知り、皆の前で相手のことをアピールする
2.与えられた道具(ストロー、紙、クリップ、紙コップ)を使い出来るだけ高い建造物を作る
3.環境汚染を発生させた会社と住民に分かれてディベート
4.雪山に遭難したことを想定し、保有する道具(水、マッチ、ビニールシート、救命胴衣、コンパス等)に優先順位をつける
5.グループをアピールする(小話、芝居、歌、その他手法で)
6.宝さがし(6時間ほどかけた。クイズを解くことでチェックポイントの所在がわかりそこで新たなクイズを入手・・・)

インストラクターに上級生がついていたのだが、英語が得意でない人で「中国語で討論していいか」とのクラスメートの問いに「OK」と答えてしまい、自分と韓国人が入るグループでのみ英語が使われ(といっても自分達を巻き込む時だけだが)その他のスペースでは中国語となってしまった。

自分のグループでも何か解決策を提示しなければならない時などは皆ヒートアップして中国語となり、「で、お前はどう思う」という時だけ英語となった。

圧巻が上の6である。クイズは全て中国語で書かれており、しかも宝さがしの手順が中国語で行われたため、自分と韓国人は何が起こっているのかわからず、ただ皆がぎゃあぎゃあ中国語でああでもないこうでもないとやっている間にじっと突っ立っているだけであった。そして移動時には金魚の糞のようにくっついていくだけだった。

「中国語をしゃべれない外国人は使えない」

この雰囲気がグループの中に最大に蔓延した時であった。

いやあ、こりゃあ辛いっすよ。授業がもうすぐ始まるというのに、不安の波ばかりが押し寄せ、嫌な予感しかしなかった。

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