清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

「?」の中国事情-スピーチ

2004-11-30 | 清華大学
昨日書いたスピーチの件だが、最後に俺は「どうせ直前まで連絡は無いだろう」と書いた。今日は朝からずっと他のレポートを書いててスピーチどころじゃなかったんだけど、とりあえず気になっていたので2度メールを出した。 1回目(10:00):どうなりましたか?連絡すると言っておいてまだ連絡が無いので困っています。          連絡をください。もし連絡が無い場合は中止と捉えて宜しいですか? 2回目(15 . . . 本文を読む

「?」の中国事情-依頼

2004-11-30 | 清華大学
昨日の夜突然MBAオフィスから紹介を受けた、40歳の清華大学を卒業して、京都大学の歴史課かどこかに5年留学して博士号を取り、関西大学で3年ほど講師をした後に「高給を捨てて母国のために帰ってきた」という助教授から連絡があった。 「火曜日の夜に授業中にスピーチをしてくれ」 東アジア民俗学を専門とするこの助教授、風水、建築学にも通じており、北京やらどこかの都市開発計画にコンセプト発案者として結構名前 . . . 本文を読む

留学まで-⑭中国が遠い・・・

2004-11-28 | MBA
余りの中国語の難しさに「現地で実習して来ないとのたれ死ぬ」と判断し、会社の有給休暇を使ってでも1ヶ月でいいから中国に語学留学をしたかった。 早速上司に言うと即OK。その上司も転勤が決まってたので「好きなようにしてくれ」という気持ちもあったかもしれないが、何よりも自分の苦しみ-中国最高峰での学習、初めての海外赴任、中国語の難しさ、そして何よりも大学院レベルの中国語取得の義務が清華大学より課されてい . . . 本文を読む

中国事情-冬

2004-11-25 | Weblog
北京の秋は短い。っていうか冬は早い。去年は11月7日に朝起きると突然銀世界だった。今年は温かいなあと思っていたが、今日冬将軍のような寒さが一気に北京にやってきた。一昨日の昼間は12度ほどあったのに今日は突然5度だ。何でも西北の方では記録的な大雪で被害が心配されているそうな。 自転車に乗ってて耳が千切れそうだった。だいぶイヤーウオーマー(一昔前に流行ったヘッドフォンのような形で毛がついてるやつ。解 . . . 本文を読む

靖国

2004-11-24 | Weblog
どどーんと重いタイトルをつけてしまいました。いつも言われるんだよね、クラスメートにも。「どうなってるんだ?」と。彼らの言い分はこう。 1.靖国神社は16名のA級戦犯を神として祭っている 2.首相が靖国を参拝するのはA級戦犯を尊敬しているからだ 3.日本が同じ過ち(戦争)を再び起こすことを示唆する 4.日本の一般民衆もA級戦犯を尊敬している 5.日本の一般民衆は「右翼」と一緒になって小泉を支持してい . . . 本文を読む

「?」の中国事情-ファッション

2004-11-22 | Weblog
毎回MBAの話ばかりなので今回は違う中国に関する話を。 中国に来て1年3ヶ月が経ち、ようやくその異質性というか日本との違いになれてきたが、来た当初は大変だった。信じられない光景ばかりを目にするんだもんなあ。今日は「ファッション」をテーマにしてみよう。 当初のイメージは皆あの緑だか紺だかの「人民服」「人民帽」「ブルースリーの履いていた黒いぺらぺらの靴」と思っていた。しかし、大学街に来て見ると女の . . . 本文を読む

留学まで-⑬合格!

2004-11-21 | MBA
毎日中国語と格闘していた。何せ毎度毎度「発音が違う!」とやられるのだ。先生同士で発する発音が自分には全く違うように聞こえるのに逆に今度は「同じだ!」と言われどうにも困ってしまった。 ここはもう聴覚の器官の差でどうしようも無いのだと割り切り、とにかく色々な単語と発音の「感じ」を覚える手法に切り替えた。「中国語は徹底的に発音を練習すべきだ!」と先生と揉めたが、もし中国に行くことになった場合に発音だけ . . . 本文を読む

留学まで-⑫好感触

2004-11-20 | MBA
電話面接の時間を指定されなかったので会議室を午前いっぱい予約して「この部屋空いてるか?」と次々と入ってくる人に「すみません、電話会議するので」とか「会議があるので」などと言って誤魔化しながら昨晩作っておいた答案例を何度も読み返していた。なんせ自分がMBAを受験することすらほとんどの人が知らないのだ。 用意した内容はやはり「何故中国にきたいのか」「何故清華なのか」「何を勉強したいのか」という質問に . . . 本文を読む

留学まで-⑪語学学校

2004-11-19 | MBA
そうこうしているうちに北京は完全に閉鎖状態になってしまった。毎日ウン十人の人が病棟に入れられ、毎日ウン十人の人が亡くなっていた。こうして更に中国行きで盛り上がった気持ちがさめていった。「じゃあもっと北上して大連ぐらいならだ大丈夫では・・・」という思いも焼け石に水だった。 それでも中国に行くことを前提に毎日6時間ほど会社の提携する語学学校に中国語を習いに1ヶ月行かせてもらった。今更ながら会社、そし . . . 本文を読む

留学まで-⑩北京感染

2004-11-19 | MBA
5月連休明けにGMATを受けるつもりで、ほぼ2週間ほど家で勉強させてもらってた。中国と言う国がコネがなければ規定が憲法になり「スコアはとれてないんですが、いいっすかね?」みたいなネゴが難しいと思い、上司も賛成してくれたんだよ。中山大学はその辺り非常にフレキシブルな自由な雰囲気があるらしいのだが、何せ清華だ。IQの高い、政治嗜好の強い、堅物ばかりが集まっているところのようなイメージがあってとても交渉 . . . 本文を読む

留学まで-⑨清華へ応募

2004-11-17 | 大学
応募後、会社側としては多様化の為に俺を清華大学に行かせたかったようだが、自分は中山大学に固持していた。理由は下記の4つだった。 1.中国語が駄目、外国生活が初めての人間に全くサポートを得られない  ましてや中国での生活は考えられない。しかし中山大学であれば一人が既に  派遣されており、様々な面で勝手がわかる 2.中国語のTOEICみたいなもの(HSKという)を受けて何級かに通る必要がある 3.完 . . . 本文を読む

留学まで-⑧SARS

2004-11-16 | MBA
GMATで何とか及第点はとったものの気になる話があった。SARSだ。2002年末ぐらいに何か中国で変な病気が流行ってるらしいみたいなニュースがちらちら出てたけど、2003年の冬には洒落にならないぐらいの状態になっていた。 毎日広東省やら香港で「今日は○人患者が増えた」「○人死んだ」のようなニュースが多くなり始め、え、ちょっと待てよとなった。何故なら中山大学は広東省にあるんだよ。こりゃあ行けんわな . . . 本文を読む

留学まで-⑦GMAT

2004-11-15 | 清華大学
アルクのテキストを会社から遅く帰って来て部屋でしこしこと解いてたんだけど、何かセンター試験(あ、当時は共通一次だ)の国語の引っかけ問題の嵐のようなイメージがして、選択肢から回答を選ぶのに、ほぼエンピツころがし、はたまた霊能力者のように念じて解いてた。「次は・・・これじゃあっ!!」みたいな感じでね。 時間をかけて下線を引いてメモをとれば何とか解けるんだけど、信じられないぐらいの短い時間の中で、しかも . . . 本文を読む

留学まで-⑥GMAT

2004-11-15 | Weblog
ちなみに行く先の大学は広東省の「中山大学」のビジネススクールだった。中国の大学なんて北京大学と江沢民の卒業した上海交通大学ぐらいしか知らなかったので当然中山大学なんて知らなかった。でもまあ一人会社から送り込んでるし、さてここから2人目として自分が行き足場を固めていくかみたいな感じだった。 「中山」というのは広東省出身の中国建国の父「孫文」の別名「中山先生」の「中山」からきているらしい。中国に来て . . . 本文を読む

留学まで-⑤面接

2004-11-13 | 清華大学
悪夢のような結婚式の準備と絶妙のタイミングで集中した仕事、そして夢のような結婚式と新婚旅行が終わり、英語の勉強を始めた。一ヶ月しかない。とにかく英語を使ってなかったので単語力をつけよう、それよりも英語を思い出そうと思って原書を読み始めた。元IBM会長ルイスガースナーの「巨象も踊る」の原書。 あれだけの最先端ハイテク企業のTOPの文章で、そこかしこに技術用語が出てきてさぞ読みにくいかと思いきや、さ . . . 本文を読む