清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

豚インフル⑫-上海

2009-05-26 | 中国人事労務
ついに上海で1名感染者が確認された。オーストラリアの大学で教員をしている中国人だ。 土曜日にメルボルンから上海に入ってきたが、その前から体調が悪かったらしく、上海に着いたときには既に39度以上の熱があったらしい。 一言で言えば、 「そんな体調で無理して移動しようとするな」 ということである。 更にはその前日にニューヨークから上海に入り温州という場所に移動したやはり留学中の中国人が感染した . . . 本文を読む

豚インフル⑪-下火?

2009-05-25 | 中国人事労務
感染者数で激しく3位につくカナダの約700人を追っていた日本だったが、300人を越えたあたりでかげりが見え始めた。 「東京で初の感染!」と騒がれ、大阪、神戸と同じようにぶわっと人数が拡大するかと思ったが、体育館での団体行動もなく、ぽつぽつとは感染者も増えはするだろうが一気に○百人ということにはいかなさそうだ。 まあ、これが月曜になってみたら、週末に駆け込みで病院に検査に行った人たちの結果が出て . . . 本文を読む

豚インフルエンザ⑥-香港

2009-05-01 | 中国人事労務
香港で感染者の疑いがいたことが随分前に報道されていたが、ついに感染者と認定された。アジアで韓国についで2番目だ。香港を旅行中のメキシコ人ということだが、なんと「上海経由」で香港入りしたらしい。本人には申し訳ないが 「来てんじゃねえよ!」という気持ちだ。 会社に行く途中、旅行者らしい日本人の若者グループとすれ違ったが全員マスクをしていた。よく見ると街中で結構マスクをしている人がいる。 成田、横 . . . 本文を読む

豚インフルエンザ⑤

2009-05-01 | 中国人事労務
朝起きたらフェーズ5になっていた。 実際に対応の何が変わるって、「そろそろ来るかな」という覚悟をし始めるぐらいで、政府がどうの、行政がどうの、会社がどうのという話になるとこれまでと変わらず「水際で食い止める」「注意を喚起する」「いつ発生してもいいように食料、医薬品の準備、連絡体勢をとっておく」というのは変わらない。 感染の疑いがある国のリストに全く「中国」の文字が無く、逆に不安が募る一方で、と . . . 本文を読む

新人類④

2009-04-20 | 中国人事労務
わがままぶり、非常識ぶり、本能に任せた行動ぶりに拍車がかかる「90年後」といわれる人たちが大学に入り始め、社会に出始めている。 街のレストランなどで働く若い人達を見る限り、そこまで滅茶苦茶には思わない。ただし、そういうレストランというと平気で人をずばずば切ることのできる中国人のボスが居るところだ。だから結構びくびくしながら働いているのではないだろうか。 問題は大学を卒業し、オフィスに入ってくる . . . 本文を読む

新人類③

2009-04-15 | 中国人事労務
まともに日本で中国語の研修を受けてこなかった人達、中国での仕事に中国語を積極的に使おうとする人を対象に会社で中国語の語学学校に委託して中国語教室を企画、開催している。 その先生達は何故かいつも現役大学生だ。コストが安いからだろうか。いつも就職活動の季節になると「就職活動が忙しくなるので辞める」となったり、中には愛着がわいて「ここで採用しているか」「ここでは実習生を受け入れてくれるか」などという生 . . . 本文を読む

新人類②

2009-04-07 | 中国人事労務
仕方なくそういう人たちを実習生として迎え入れるのに、服装やら挨拶やらの様子を見て、意地悪な質問に逆上しないかなどを試し、人とコミュニケーションをとるのに問題ないか、最後にフィーリングが会社にあうかどうかなど総合的に見て判断している。 こいつでいいやという判断がなされた段階で会社より卒業後に正式社員となるときの給与を「雇用意向書」なるものを使って提示し、本人が合意すればその合意書の上に双方がサイン . . . 本文を読む

新人類①

2009-03-29 | 中国人事労務
6月末に卒業する学生を正式社員予備軍として会社で実習させている。 会社として採用するのには会社を立ち上げ、事業拡大のための基礎を作る局面では経験者を雇うのが一般的で、これまで主にいわゆる中途採用を進めてきた。2~3年でぽんぽん転職する上海では中途採用も、管理職や技術職でなければ機会は非常に多い。 特に金融危機になって、会社が規模を縮小した、自分の部門がアウトソーシングされた、海外の本社が統合され . . . 本文を読む

神戸帰省-②実家の味

2009-02-01 | 中国人事労務
やっぱ海外に居ると無性に実家に実家の味が恋しくなることがある。 うちの親は岡山の兄弟、親戚が多い家出身でやたらと「○○の××叔父さん」みたいな人たちが入れ替わり立ち代り家に来ていたからなのか、家を訪れる人に「とにかく食べさせる」もてなし文化がある。 よって学生時代も離れて暮らしていたが、たまに実家に帰ると「食べねえ、食べねえ」ととにかく色々なものを食べさせようとする。「ああ、お腹いっぱい」と言 . . . 本文を読む

遅刻ルール③

2008-04-06 | 中国人事労務
ということで、労働契約法施行への対処としての様々な就業規則見直しという大きなイベントに便乗して、遅刻への処罰ルールを厳格にした。 これまでは遅刻した場合にはその程度に従い、訓告、罰金、減給、出勤停止、解雇となっており、「程度ってなんやねん?」という日本企業にありがちな曖昧な、どうとでも運用できる、逆に言えばその都度検討しないといけない基準が不明確な規則であり、全く適用されたことのない無意味なもの . . . 本文を読む

遅刻ルール②

2008-03-16 | 中国人事労務
だらしのない雰囲気の会社になりつつあることは以前から何度も書いてきた。 ・仕事中にとうもろこしを食う ・スリッパで事務所内をうろつきまわる ・平気で備品を自分のところに持ってきてしまう ・事務所で飯を食う ・帰る時に電気を消さない ・椅子を机の中に入れない ・電話をとらない・・・・・ もう書くのが恥ずかしいし、それよりも日本ではありえないことが有りすぎて書くのが疲れてきた。 これに加えて道徳 . . . 本文を読む

遅刻ルール①

2008-03-12 | 中国人事労務
中国の各企業は労働契約法の施行を受けて、様々な社内規定の整備を急いだ。特に労働組合がないようなオフィスでは簡素化された規定や、暗黙のルールによる運用がなされており、「文書化」が必要だった。 以前にも述べたが、当該法律の実施により、社内ルールを作ったり、変更したりすることが、少し面倒になる。 これまでは会社が色々な運用ルールを決定していたはずである。大規模な会社になると労働組合が存在しており、会 . . . 本文を読む

労働契約法-2

2007-12-30 | 中国人事労務
やっと正月休暇を迎えることができた。 労働契約法という労働者保護強化の為の法律が突然法制化され、1月1日から実施ということが決められ、曖昧な法律文章の中、「どうする、どうする」と弁護士事務所も企業側もあたふたとこれまで半年やってきた。 法律の解釈本が何冊も発行され、弁護士やらコンサルの対策セミナーがひっきりなしに開催された。結局曖昧な文章というのは真っ二つに分かれてしまい、最後は会社が態度を決 . . . 本文を読む

労働契約法

2007-12-25 | 中国人事労務
労働契約法っていう法律が今年の6月末に突然制定され、来年1月1日から施行されてしまうことは以前に書いた。内容としては今まであった労働法で不足していた部分を補足したことと、労働契約をちゃんと締結しろよ、他にも労働者を保護していくぞ、って感じの法律だ。 会社が影響を受けるのは契約期間を長くしなければならないとか、試用期間を短くしろとか、退職金を払えとか、労働組合かそれに代わる団体を設立して会社と協議 . . . 本文を読む