愛知万博①

自動車関連産業で働くものとして、あのトヨタが黒子として企画、運営する愛知万博に北京に居るときから行きたかった。

帰国してからならピークも過ぎ、そんなに込んでないだろうとたかをくくってたのが悪かった。

女房の妹とその子供と「行こう」ってことになって、まあガイドブックも一応購入し、チケットも入手しておいた。新聞などで、「○十万人の人出」、「2000万人突破」「インターネットで予約可能」「マンモス見るのに○時間待ち」「無人バスサービス中断」などというキーワードだけはそこかしこから入ってくる。

会社のインターネットの速度が10Mbpsしか無く、とてもウエブを覗くことが出来ず、丁度客のラインストップだの何だのって話しがあって、結局ガイドブックを見ただけで当日を迎えてしまった。

有給休暇をとらせてもらったので前日の夜はまあまあ忙しくなってしまった。3連休中にはTVで「25万人の入場」「大混雑」と言われていたが、3連休の後の平日ということで空いてるだろうと思った。

午前4時に待ち合わせとなった。一度万博に行って観覧車にだけ乗って帰ってきた経験を持つ義妹によれば、何でもそれぐらいに出ないと渋滞と入場開始の待ちが心配だという。

いつも午前2時ぐらいに寝るのだが、この日は朝3時に起きて準備。布団には12時ぐらいに入って布団の中でようやく眠くなったと思ったら時計のベルが鳴る。

「ええ？寝たばっかりの気がするな～」と頭が真っ白の状態で、目を閉じながらとにかく布団の上に立った。