神戸帰省-②実家の味

やっぱ海外に居ると無性に実家に実家の味が恋しくなることがある。

うちの親は岡山の兄弟、親戚が多い家出身でやたらと「○○の××叔父さん」みたいな人たちが入れ替わり立ち代り家に来ていたからなのか、家を訪れる人に「とにかく食べさせる」もてなし文化がある。

よって学生時代も離れて暮らしていたが、たまに実家に帰ると「食べねえ、食べねえ」ととにかく色々なものを食べさせようとする。「ああ、お腹いっぱい」と言ったあとでも、ケーキやらせんべいやらみかんやらをとにかくすすめてくるのだ。

最初は「もうお腹いっぱい」といって断っていても、それでも何かを勧めてくるのでしまいには「さっきから何回もお腹いっぱいって言ったろ」と半ばキレ気味に拒絶するのだが、よく考えると何てありがたいことだろうかと思う。

何とかビジネスにつなげよう、投資を得ようとする○国のなんとか開発投資とかの会社であれば、手を変え品を変えて接待しようとするが、こんなに損得抜きでもてなそうとしてくれる人は居ない。

今回もずらっとご馳走を用意してくれたので思わず写真をとってしまった。味噌汁に、生ハムとアスパラ、ばってら、まぐろとおくらのとろろ和え、ナスのチーズ焼き、そして白ワインだった。