清華大学でMBAをとってきた変わり者

中国TOP「清華大学」で中国語ゼロ、唯一の日本人でMBA取得。現在会社側の「中国語完璧」の勘違いで上海で仕事中!

豚インフルエンザ⑤

2009-05-01 | 中国人事労務
朝起きたらフェーズ5になっていた。

実際に対応の何が変わるって、「そろそろ来るかな」という覚悟をし始めるぐらいで、政府がどうの、行政がどうの、会社がどうのという話になるとこれまでと変わらず「水際で食い止める」「注意を喚起する」「いつ発生してもいいように食料、医薬品の準備、連絡体勢をとっておく」というのは変わらない。

感染の疑いがある国のリストに全く「中国」の文字が無く、逆に不安が募る一方で、とりあえず会社にあるマスクの数、ゴーグル、体温計、消毒薬をチェックし、GWで日本に帰国する人たちにN95タイプのマスクを配布し始めた。

中国国内で発生した時の為にやはりマスクを来週から少しだけでも配っておくかなと思っていたら、ニュース速報で「日本で陽性」というキーワードを見て、中国より先に日本の方が感染国になる可能性を感じた。

「準備しろ」「ビジネス継続のフローを再確認せよ」などとうるさく言ってきていた、全世界に指示を出す日本本部が機能不全に陥ったらいったいどうなるのだろうと感じる。

しかし感染国になったとしても高い医療レベルでそこまでパニックにはならないだろう。それよりも中国だ。低い医療レベル、マスクをして予防するなどの意識の無さ、情報非公開の行政体質、衛生レベルの低さ、人口の密集度、そして中国語の世界と不安要素だらけだ。

と書いている間にもカナダから25日に帰国した横浜の高校生が新型インフルエンザに感染している疑いがあることが判明し、成田で見つかった陽性の人のインパクトを越えて「国内で生活する人の中で初めての感染例が発生」ということになり、接触した人に感染が拡大している可能性があり、という大きなインパクトを与えることになる。

来週月曜日からはGWが終わって仕事がフル稼働にもどるが、そのとき一体どうなっていることか。

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1 コメント

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Unknown (taro)
2009-05-01 01:47:22
と思ってる間に、成田の女性は新型ではなく香港型のインフルエンザであることが判明した。こうして情報に一喜一憂し、振り回される日々が当分続くだろう。一気に感染が拡大すればその必要も無くなるが。
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