冬眠しないの！？

ポートランドは市の中心部から郊外まで、とにかく緑が豊富。特に５メートルを超える大木もたくさんあって、針葉樹系が多いためか、まっすぐで見目にも美しい。そして、それらの木々を寝床にしている、たくさんのリスにも出会うことが出来るのです！

ただ、かなり頻繁に見られるためか、現地人はリス達が地面に降りてエサを探していても、見向きもしない。むしろ、彼らを手懐けようと必死でエサをやろうとする私の行為が注目を集めてしまう始末。

ロンドンのハイド・パークやセント・ジェームス・パークで見たリスは、観光客慣れしているというか、“エサくれ～”と向こうから寄ってくることもあったのに、ポートランドのリスは人々がリスに関心を示さないためか、彼らも人間に対して心を開いていないというか、全然懐いてくれない。

しかも彼らは、冬の時期にも地面に降りてきては、めちゃめちゃ一生懸命食べ物を探している様子で、どうも冬眠している気配がない。森の中と違って、都市に生きる彼らなりの環境への順応なのかもしれないし、ぴょこぴょこと、木の枝や道路さえ渡ってしまう愛らしい姿がほぼ１年中見られるのはうれしいことだけど、あまりの空腹に気を失いかけて、車に引かれないか心配。

ポートランド人には完璧ムシされてるけど、私は陰ながらリス達の生活を応援しているからね～（！？）