ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

バレンタイン・デイ

2010年02月21日 | 地元事情
2月14日(日)はバレンタイン・デイ。アメリカでは老若男女、特に子供が学校でハートのカードやお菓子を交換し合ったり、男性が女性に花束やディナーに招待したりするのが一般的で、スーパーではこの日のための真っ赤なパッケージのチョコレートや花束、風船などがお店を飾り、レストランでは特別メニューを組んで客寄せしたりする。

観光局でバレンタインの話になって、日本では、男性が女性をもてなす日ではなく、女の子が手作りのチョコと共に告白する一大イベントだと説明した。今でこそ、女性も臆することなく自分の気持ちを打ち明ける人が多いけれど、30年ほど前は、女性からの告白は稀だったから、その名残があるのだと思う、と話したところ、ボランティアのおじいちゃん&おばあちゃんから、アメリカにも同様の習慣があると教えられた。

バレンタインとは直接関係内のだけど、“Sadie Hawkins Day”と呼ばれるそのイベントは、女性が男性をダンスやデートに誘うというもの。元々、40年以上続いたアメリカの人気コミックの中で、1930年代後半に女性が男性を誘うというエピソードが描かれ、当時のウーマン・リブ等の運動とつながったかは定かでないけど、コミックの外の世界である実社会でも、この風潮が大流行!今でこそ男女同権、そうでないと容易に訴訟沙汰になるアメリカだけれど、当時としては、女性が男性を誘うというのはとても稀であったらしい。

ポートランドでは、今ではこのイベントは殆ど行われていないらしく、男女同権が定着した今の若い世代では、この行事自体知らない人も多いという。ただ、アメリカでも男女同権への道のりが長かったことを、このイベントからうかがい知ることが出来て興味深い。

追伸:我が家は日本家庭なので、女性(私)がデザートを作ることに。コゲてしまったけど、イチゴ入りダブル・シュークリーム。アメリカにはホワイト・デイの習慣はないけれど、我が家のホワイト・デイが楽しみ~(はっはっは)


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