ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

花ざかり

2009年05月07日 | 地元事情
冬にポートランドに着いた私に、友人知人はこぞって“春と夏はとってもステキなのよ”と散々言って聞かせたが、確かにポートランドの春はステキだ。 灰色一色だった冬から一転、だからこそ新緑や様々な花が一斉に芽吹き始めた色は、ことさら鮮やかに眼に映る。 私は植物の名前に疎くてあまり何と言う花が咲いているのか、良く分からないのだけれど、チューリップはオレゴンでの栽培が有名らしく、様々な種類を見かけた。また . . . 本文を読む

カモメ!?

2009年05月07日 | 地元事情
最近、大量に舞い上がる散っていく花びらのほかに、緑の葉っぱらしき物が大量に通りに落ちているのに気が付いた。 落葉樹でも葉っぱが落ちるのは秋以降なのに?と思いつつ、見上げると、どうやらメイプル(楓)の一種の大木から降ってくるらしい。カナダの国旗でお馴染みのあの葉っぱは、青々と大きくなる際に小さな落し物をするようで、その形が翼を広げたカモメに見えるのだ。 路上いっぱいに広がるカモメ・カモメ・カモメ . . . 本文を読む

カフェ事情④Palio

2009年05月07日 | カフェ事情
市内東部にお気に入りのカフェを見つけた。“Palio”は閑静な住宅地のど真ん中にある円形状の公園の端にあって、広場に咲くバラやその他のかわいい花々や木立を眺められるロケーション。 店内には地元の複数のケーキ屋から取り寄せられたおいしそうな(しかも大振りな)ケーキがたくさん並べられて、壁には新人作家と思われるアートが掛けてあって、気に入ったらその場で買うことが出来る。大きな窓からはたくさん日差しが . . . 本文を読む

パン事情④Great Harvest

2009年05月07日 | パン事情
前から気になっていた、外観のかわいいパン屋に行ってみた。窓からは粉袋が積まれているのが見え、いかにもその場でパンを作っている、という風情。 “Great Harvest”は実際に調べて見たら、ポートランドの独立系パン屋ではなく、全米にチェーン展開するかなり大きな企業ということが分かった。元々創始者カップルが30年前にパンを作り始めたのは、大学の学費を賄えればいいな、という動機だったらしいが、その . . . 本文を読む

トラベル・ポートランド

2009年05月07日 | 地元事情
先月からTravel PortlandというNGOの観光センターでボランティアを始めた。この団体はポートランド市の観光推進という目的の下、ポートランド市長(市庁)も理事会に名を連ねる非営利団体で、地元のホテルや飲食店やメディア等からの寄付によって運営されている。 観光センターは市の中心地にあり、市民がレンガを購入すると自分達の名前を刻んでもらえ、そのレンガが敷き詰められて広場になっている“パイオ . . . 本文を読む

おサレ独立系スーパーZupan

2009年05月07日 | 食事情
ポートランドには全米ブランドのほかに、独立系のスーパーも多い。特にオーガニックや地元産にこだわった品揃えが特徴的なのだが、“Zupan”はその中でも高所得のハイソな人々をターゲットにしている(と思われる)。 1973年から家族経営しているこのお店は、市内に全部で3つの店舗を有し、いずれもポートランド市内の山の手の高級住宅街に位置している。家から一番近いところでは、市民の憩いの場であるワシントン・ . . . 本文を読む

オレゴン州の州都セーラム

2009年05月07日 | トラベル
5月1日~2日に掛けて、初めてオレゴン州の州都・セーラムに行ってきた。ここでは金・土・日と3日間に亘りロータリー・クラブの年次地区総会が開かれ、それに参加することになったからだ。 残念ながら、カンファレンス参加が主目的だったため、殆ど市内を見る機会はなかったのだけれど、近郊都市に住む親切なおばあちゃんロータリアン(ロータリーのメンバー)宅に泊めてもらうなど、なかなか良い思い出となった。 彼女には . . . 本文を読む

エレファント・ガーリック

2009年05月07日 | ファーマーズ・マーケット
久しぶりに早起きをして、土曜日恒例のFarmers' Marketへ。近隣の農家や零細企業として奮闘している独立系のお店などが集まり、おいしそうなリンゴや山菜、色とりどりの切り花、香ばしいパンやタルトなど、新鮮な農作物等が集まっている。 その中で目を引いたのが、大っきなニンニク!写真の通り、通常の何倍もある大きさで(一番左が通常サイズのニンニク)、ニンニク好きとしてはどんな味なのかぜひとも試して . . . 本文を読む

ベンソン・バブラー

2009年05月07日 | 地元事情
ポートランド市内には、ブロンズ製の水飲み場が多数点在している。ここに着いた当初は真冬だったこともあり、まさか飲み水だとは思わず、巡回式の景観重視の噴水だと思っていたが、実際にはこの噴水は飲用で、“Benson Bubblers(ベンソンさんの噴水)”と呼ばれている。 前述の市の名士・ベンソンさんが寄付した資金を元に作られたもので、現在では129個のブロンズ製水飲み場があって市の水道局が管理してい . . . 本文を読む

ベンソンさん

2009年05月07日 | 地元事情
ポートランド市の名士の一人にシモン・ベンソンさんがいる。彼は1851年にノルウェーで生まれた移民で、若い頃に渡米し、木材業で財を成した立身出世の人で、晩年には慈善事業にも力を入れていて、特にブロンズ製の水飲み用噴水を市内に設置するために1万ドル(当時)を市に寄付したことで知られている。 市内20箇所に設置された公共用の水飲み場は、人々が休憩(水飲み)と称して酒場でゴロゴロとダベらないように、とい . . . 本文を読む